白馬の王子様は実在するの?白馬に乗った偉大なる将軍様なら知ってる
「今日は【白馬の王子様】とは何なのかを話して行きたいと思います」
「先生、ちょっと前まで、北にある隣国の民主国家におられたっすよ?」
「あの御方は白馬に乗られた偉大なる将軍様でしたから、非常に惜しいとは思いますが、残念ながら違いますね」
「俺っちは現代に実在した唯一の【白馬の王子様】だと思ったんすけど( ̄◇ ̄;)」
「先生も同感ですが、多分、女性の方からは全力で否定されそうです」
「そもそも、何で先生は【白馬の王子様】について語ろうと思ったんすか?」
「女性の方が思う【白馬の王子様】は先生には書けないだろうと思いましてね」
「書けないんすか?」
「ええ、書けませんね。【白馬の王子様】の定義が何なのか良く分からないですからね。君が思う【白馬の王子様】のイメージってどんな物なんですか?」
「やっぱり、顔が良くて、王子様だからお金持ちで、普通の女の子であるヒロインを心の底から一途に思う奴じゃないっすか?シンデレラや白雪姫なんかでも愛し合う2人の間にやがて、聡明な王子が生まれて家族で幸せに暮らすっすよ(((o(*゜▽゜*)o)))」
「よし!馬鹿が引っかかった!では、ぶち壊して行きますか!」
「へっ?何するつもりなんすか?まさか、女性に喧嘩売るんすか( ̄◇ ̄;)」
「これも一種のテンプレですからね。ぶち壊すのに、何の遠慮がいりますか?」
「知らんす。好きにすれば良いっす( ̄◇ ̄;)」
「さて……将来、王になる可能性が高い王太子が一人の身分の低い女性を寵愛すれば、高い確率で父である王様に廃嫡される恐れがあります。王族の婚姻とは政略の重要な位置にありますからね。これは歴史に実例がありますが、あえて紹介しません」
「へっ?何でっすか?」
「誰の事か分かる人がいたら、嬉しいからです。他に意味はありませんね」
「身勝手な奴っす( ̄◇ ̄;)」
「一度、廃嫡されてしまうと、返り咲くのは非常に困難です。よって、王子の周囲の皆が反対するでしょう。王になれない王子は単なる穀潰しに過ぎませんから。それに、王子様の母親の実家が黙っていないですよ。外戚として権力が振るえなくなる恐れがあるのなら、邪魔をするヒロインを始末するのが一番手っ取り早いです。ヒロインの後釜には一族の娘を充てれば良いですし」
「それでも、王子様はヒロインを愛するんす!守るんす!」
「ふっ、家臣が王になれない王子に尽くすのは自らの身を滅ぼしかねない愚行ですよ。金の切れ目が縁の何ちゃらで、王子の周りからはどんどん人が離れて行くでしょうね」
「王子様には数人の忠臣がいるんす!彼らは王子様とヒロインを影に日向に支えて行くから大丈夫っす!」
「わざわざ、御苦労な事ですね。まあ、廃嫡された王子様の代わりに世継になった兄弟が同母兄弟ならまだ救いがありますが、異母兄弟なら悲惨ですよ。これまた、邪魔物以外の何物でも無いので、王子様を殺そうとするでしょうね」
「王様を誑かす陰険な女の陰謀なんかに愛し合う2人は負けないっすよ!」
「君もしつこいですね。そんな状況になれば、他国に亡命するしか道は無いのですよ。人質としての値打ちも無い王子様とヒロインへの待遇は期待出来ないでょうね」
「2人はお互いがいれば、他に何もいらないっす。幸せっす!」
「亡命先の王は王子様を故国を侵略する旗印として利用するでしょう。故国を属国とするのに、これ以上無いカードを手に入れたのですからね。しかも、王子様の故国も乱れているでしょうしね」
「何で乱れるんすか?」
「王妃の子供を廃嫡して、側室の子供を嫡子とするのですよ?王妃の後ろ盾となっていた家臣達は自らの権力を手放す事になる訳です。下手したら、反乱が起きますね」
「だったら、王子様を支持する家臣達と手を組んで、王子様は自らの正統な地位を確立させるっす!って、いつまでこんな問答続けるんすか?これ、作者の新作のプロットなんすか?」
「ああ、やっと気付きました?でも、作者はこんなのを書く気は一切無いですよ。歴史に実在した人物を参考にしてテンプレに工夫しただけの話を紹介しているだけに過ぎませんから」
「えっ?喧嘩売るんじゃなかったんすか( ̄◇ ̄;)」
「喧嘩売っていると言えば、十分に喧嘩売っていますよ。こんな奴が実在したら、先生は大爆笑しますからね」
「この話の続きはどうなるんすか?」
「まあ、ハッピーエンドに繋げますよ。ここまでやって2人が幸せにならなかったら、石を投げられても文句を言えませんからね」
「いや、石は地味に危険だから駄目っす( ̄◇ ̄;)」
「さて、今回の話で先生は【作者の皆様の作品に白馬の王子様が存在した場合にどんな話を書くのか?】という事を聞きたかっただけなんですよ」
「シンデレラストーリーで十分っす♪( ´▽`)幸せに暮らしました。めでたし、めでたしが最高っす(((o(*゜▽゜*)o)))」
「まあ、それも良いですよ。ただ、先生は皇太子でありながら、一人の女性だけを愛し続けて廃嫡されそうになった例を知っていましたし、側室が邪魔な長子を殺そうとして、国が乱れた例も知ってましたから。そこから今回のストーリーをただ何となく思いついただけなんです」
「先生、モデルとなった人物が誰なのか。答え教えて欲しいんすけど……」
「まあ、自分が書きたい作品において、古典や史実にモデルとして最適な例は良く探せば、見つかったりする物ですからね。シンデレラストーリーから自分のオリジナリティを出すちょっとした工夫の仕方の紹介でした」
「いや、だから、答えを教えて欲しいんすけど( ̄◇ ̄;)誰がモデルなんすか?」
「だから、教えませんって。今回の先生の話は嘘かもしれませんよ?」
「読者の皆様を騙すんすか((((;゜Д゜)))))))」
「他人のいう事を鵜呑みにするのは危険ですよ。偶には自分で調べて答えに行き着くのも大事だと思いましたので、君は自力で調べてみて下さいね」
「先生、頼むからヒントくれっすよ(T_T)」
「ヒントは無しです。悪しからず、御了承下さい」
後書きにて答えを書かせて頂きます。
今回のストーリーでモデルとなった人物は二人います。
一人は皇太子でありながら、司馬良娣一人を寵愛し続けて父である宣帝(名君です。エピソードが凄い人)から廃嫡されかかった前漢の元帝である劉爽。ソウの漢字が出ないけど、許して下さい。
この人は現実主義のお父さんの功績をポイってしちゃったロマンチストの困ったちゃんだったりします。
もう一人は春秋時代に流浪の末に故国に返り咲き、覇者となった晋の文公である重耳。
この二人のエピソードを絡めた話になっております。
実際にあったであろう話を絡めた展開なので、こんな話の作り方したら多分楽に作れるなと思いました。
「温故知新」と言う訳ではないですが、古典の「竹取物語」はまさにファンタジー小説だったりしますしね。
貴方様の「書きたいストーリーの一助として、古典や歴史は良いよー」と言いたかっただけですので、単なる私の自己満足です。




