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少女着[]替え中…

うん。暇だわ。


あの子を連れてきてから、既に1時間弱。

とりあえず水は定期的に飲ませている。

が、時々唸ったりするものの、全然起きない。


蟻さん達は相変わらず黙々と作業を続けているが、これといってアクシデントは起きていない。


別に起きてもいいんだよ?


…あ、そうだ。


「ダミーコア。そういえば、ダンジョン内で死んだわけじゃないけど、このエルフの死体って腐ってもポイントになるのかな?」


〈はい。なりますよ。もちろんダンジョン内で殺して、新鮮なままポイントにするのが理想的ですが〉


「よっし。ならこのエルフのをポイントに…」


〈死体はいいのですか?〉


あ、服だけってところには突っ込んでこないのね。


ダミーコアってそういう事については俺のいつの間にかコピーされてた記憶があっても、体がないから人間の羞恥心がわからないのだろうか?


ダミーコアに性別なんてあるかどうかわからないが、どっちの性別でも特に問題が起きなさそうだからダミーコアに着替えをさせよう。


「あぁ。正直言って死体を消すと、フラグ(面白そうなこと)が無くなるがしてな。

あと、正直こんないい服装してるんだから、普通の服と取り替えたってお釣りがくるだろうし」


〈では、そちらの子供も同じようにしてよろしいでしょうか?〉


あ…


「そこまで気が回ってなかった。さすがダミーコア」


〈いえいえ、それで?始めましょうか?〉


「じゃあ、ダミーコア。俺あっち向いてるから。その間に頼むわ」


〈わかりました。着せ替え後の服はどのくらいのDPを消費して作り出しますか?〉


「えーっと、ならそこの子には今着てる服をポイント化した時の三倍。そこの女の人の死体は…この子の服と同じくらいで。」


〈では〉



少女着[せ]替え中…





「もういいかい」


〈いいですよ〉


…ま〜だだよ〜という返しがくるかと思ってたんだが以外と早く着替えが終わったらしい。


「そうか、それでどんな風に…!?」


なんの警戒もせずに振り返った俺の目の前には…










台座が高すぎて、やりにくそうにしているガーゴイルと、触覚を器用に使って二人に服を着させた蟻さん達がいた。


なんというか…蟻さんの体の大きさ的に二人をありさんが襲っているようにしか見えない。


それにしても、着替えといい、穴掘りといい、移動といい、叱られたら拗ねるところといい本当にこの蟻達に知性がないのか疑わしくなってくるな。


…ちょっと早く振り向いて、…を見れるかもしれないと思ったというのは内緒だ。


「それで、DPはどのくらい増えたんだ?」


〈まず、このエルフが着ていた《豪華で質素な婦人服》ですが 30DPになりました。消費は《質素すぎる服》が1着で3DP、《普通の服》で9DP、合計で18DPを手に入れた事になりますね。〉


…豪華なのか質素なのかはっきりしない服だな。

まぁ、DPが結構貰えたしいいけどさ。


「そうか。あ、そうだ。水はあるけど食料がないな。俺はどっちもいらないから忘れるところだった」


〈それでは、1DPで初心者用食料パックを出しましょう。入っているのは、マスターが考えている最低限より少し上くらいの食べ物10kgです〉


「それなら大丈夫…かな?」


〈では出しますね〉


ドサドサドサ


っと、乾パンとか干し肉が少しに、草とかが大半か。確かに俺の考える最低限よりはマシだな。


…まぁ、虫とか出てこなくて良かったよ。自分で食べるわけではないけど、他人が食べるのを見るだけでもきついだろうからね。

それに、その相手が子供ならなおさら。


〈それで、どうでしょうか?〉


「これなら多分大丈夫だろう。あ、そういえば、この子がここにいる事によるDPの増加はどんな感じだ?」


〈1時間で3DP増えました〉


「…それはなんとも微妙な。まぁ、あったほうが助かるけど」


うん。たぶんあったほうがいいはず。今の所防衛以外使い道ないけど。


まぁ、ここにきて数時間でしかないけど、外の感じを見るに、周りは人の住めるようなところではない。

つまり、ここにダンジョンがあることがバレる可能性も遅いに来る可能性も低いはず。


…本格的に使い道が思いつかねぇ。

あ、でもこの子に美味いものを食べさせてあげられるな。干し肉レベルを食べ終わったら出してあげよう。


「っ!!けほっけほっ。」



お、どうやら目が覚めたらしいな。とりあえず話しかけてみる。

…まともに使えるの日本語オンリーだけどな。


「体の調子はどうだ?」


「あ、だいじょ…はえ?モン…ス、ターなの?えぇぇ!?」


「あぁ、うん。そういえば俺モンスターになってたのを忘れてたわ。…えっと、言葉は通じてるっぽいな。俺、元人間だから安心してくれ。俺、フレンドリーよ?」


「…友好的なモンスター、なの?それに話しかけてくるの?元人間さん?いやでもモンスターなの…本当だとしてもいい人だとは限らないの…」


あ、なんかブツブツ言いだした。勘違いされたら困るし…どうしようか。


「あ、そういえば、魔王に逆らったら魔物にされるってばっちゃんが言ってたの…」


…やっぱり魔王いるのね…あと、多分それ子供が悪さするのを防止するための言い伝えなんじゃなかろうか。


「えっと、混乱してるところ悪いけど、なんであんなところにいたのかとか、なんで刺されていたのかとか教えてくれないかい?」


「…ばっちゃんから知らない人には自分の話をするなと言われてるの。だからごめんなさいなの」


「あの…ばっちゃんってエルフだったりする?」


「いえ、普通の人げ…あっ」


…うん。少しバラしちゃったね。

流石にここで気分を害されたら困るからツッコミはしないが。


…テンプレ的にはこの子があのエルフの奴隷だったとかかな?


あ、でもテンプレだと人間がエルフを奴隷にしていそうだけど。

聞きづらいけど聞くしかないかな。


「えっと。もう一回き聞くと、君はどうしてこの近くに来たのかな?」


「…はぁ。まぁ、命の恩人さんなの。だからきっと教えてもいいの!!教えるの!!」


お、おぉ。混乱してるからか割と簡単に教えてくれた。…自分で言うのもなんだけどこんなに簡単に信じてもらえていいのだろうか。

確認のために読み返してたら最低限の食べ物(石とか)とかいう記述があったので()を削除しました…最低限ですら無いよね。食べ物でも無いし

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