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ボールのような塊は、人間の人体から離れると必ず死ぬ頭部だった。
「な………何で」
その頭部の顔には、見覚えがあった。幸高、遊莉
綾歌が、助手をしている探偵そっくりだった!?
でも私は、あの人の命令で、ここに居るのだからあの人は、用事があるとかで、来るのは、明日の昼のはず…,…
暗がりの中恐る恐る見てみるとあの人よりもう少し年を、重ねたぱっと見では、そっくりなのにどことなく違う
連絡が取れなくなったあの人の兄だろうか?
ど…どうしょう…このまま置いて行けない…
か…抱えて行かなくては、駄目かな?
ごめんなさい!…
現場は、そのままにしておかないと駄目だから薄情なのは、わかってる…
実は、私元刑事でした。
ある事が理由で辞めてしまったけど………
とにかく早く行かないと暫く歩いてやっと辿り着いた
洋館の中に灯りがついてるみたいだけどうっすらだし静かで人の声も聴こえない寝るには、早すぎる
何か様子がおかしい………




