表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/21

第20章 — 大作戦スタート!

朝から大混乱…買い物は計画通りには進まず、あちこちで悲鳴と笑い声が響き渡り、予想外のトラブルが次々と発生!


家は散らかり放題。書類やバッグが飛び散り、まるで戦場のよう。


レジーナが責任感を口にし始めると…ハルミは不安と緊張で胸が張り裂ける。しかし、小沢ハルミの揺るぎない決意は誰にも止められない!


誰も予想だにしなかった、大混乱の作戦が今、幕を開ける!

レジーナ・ロドリゴがそこに立っていた。

美しい。

エレガント。

怒っている――すべて同時に。


腰に手を当て、眉を上げ、香水が家に先行して入ってくるほど。


旅行は…複雑だった。

だが、今、彼女たちには大きなミッションがある。

それは、バンケット――そしてハルミの人生を整えることだ。


「ハルミ、あなた、パジャマ!?もう朝の8時よ!」


「お母さん…ちょっと落ち着いて――」


「落ち着いてるわよ!」

レジーナは明らかに落ち着いていなかった。


その後ろで、父・マコトは優しい笑顔を浮かべ、まるでデザートのCMに出てくるおじいちゃんのようだった。

ついに、子供たちとまともに話すチャンスが来たのだ。


「おはよーーー、子供たち!」

両手に袋を持ちながら手を振る。

「昨日の姉妹たちの騒ぎはごめんね!!あの子たちはこういう子なんだ…」


「お父さん!?」ハルミは目を見開いた。


そしてレジーナは気づいた――いや、ようやく気づいた。

メイは赤毛だということに。

日本人の赤毛。


「ハルミ。彼女、赤毛!?!?!」

レジーナは叫ばなかったが、その声は命令のような力を持っていた。


「で、彼は!?」

タケルを指差す。

「何歳?学校は?書類は?予防接種は?アレルギーは?家族歴は?」


ハルミは説明を試みる。


「お母さん…私…子供たちを一人にできなくて…手伝いたかっただけ…」


レジーナは腰に手を置いた。

怒っているわけではない。分析しているのだ。


「ハルミ・オザワ。手伝うのは素晴らしいわ。だがこの家は大きすぎる。子供たちは構造が必要。あなたは整理下手、衝動的、無責任、ゴキブリを引き寄せる――」


「一匹だけよ、母さん!しかもどうして知ってるの…?」


「その一匹があなたを眠れなくしたのよ!」

レジーナは前に出て声を低く、危険に変えた。


「あなたは何でもやってきた子だった、ハルミ。でも何もやり遂げられなかった。子供たちと“家庭ごっこ”をするつもり?責任ってものを知らないくせに。」


ハルミは反射的に畳に座った。

幼少期の反応。


「私…できるかわからない、母さん…」


レジーナは娘の顔を手で持ち上げた――強く、真っ直ぐ、でも優しく。


「誰も知らないの。愛しながら学ぶもの。でもやるなら、ちゃんとやりなさい。」


その間…


タケルは見ていた。

レジーナの言葉はただのハルミへの批判ではなく、彼自身の不安に直撃していた。


無責任。

家庭ごっこ。

責任を知らない。

見捨てる。


胸が締め付けられる。


タケルにとって、家族とはいつも置き去りにされるものだった。


もしハルミが――彼を受け入れてくれた唯一の人――本当に無責任だったら?

難しすぎて見捨てられたら、母親のように?


拳を握る。

彼はメイを守る。

一人ででも。


いつも通りに。


レジーナが沈黙を破った。


「整理よ。学校、書類、日課。全部メモ!!」


ハルミは緊張しながらメモを取った。


「は、はい!」


「これでようやくあなたをサポートするわ」

レジーナはようやく笑った。

「でもまずは料理に集中しましょう!!」


その時、オザキが窓から手を振って登場。


「デザートにアイス買いに行こう!!」


メイが手を挙げる。


「わたしいくいいいい!!」


オザキは両手を広げる。


「じゃ、行こう!!!」


タケルは端っこで静かに座っていた。

ほぼ透明。


逃げる準備はできていた。

ハルミの“無責任さ”に見捨てられることを恐れて。

先に見捨てられる前に、自分でコントロールしようとしていたのだ。


ハルミはまだ、それを全く知らない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ