表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ようこそ、ハルミのカオスな日常へ!  作者: あじせ
家が手狭になりすぎた!!
PR
21/84

第21話 庭。想像の五倍ヤバい。

【事件】裏庭ジャングル討伐戦!?ハルミ、自然とガチバトルした結果ww


— 土曜日の朝。

晴天、そよ風、絶好の“平和な一日”――のはずだった。


……はずだった。


しかし――


裏口のドアを開けた瞬間。


広がるのは――


草。

草。

草。


そして、草。


「……え、これ……森?」


腰の高さ? 甘い。

肩の高さ? まだ優しい。

中には――完全に“ボス級”の雑草まで存在。


これはもはや庭ではない。


――“ダンジョン”である。


料理班は最強(ママ+おばあちゃん軍団)

裏庭は地獄(担当:ハルミ)


そして始まる――


一人 vs 自然の、絶望バトル。

 


土曜日。


 


快晴。


 


風も気持ちいい。


 


最高。


 


――のはずだった。


 


治美は。


 


裏口を開けて。


 


止まった。


 


沈黙。


 


「…………」


 


庭。


 


いや。


 


森。


 


草。


 


デカい。


 


多い。


 


怖い。


 


しかも。


 


半分くらい。


 


治美より背が高い。


 


「……え?」


 


風。


 


ざわぁぁぁ。


 


草、

揺れる。


 


完全に威嚇。


 


治美、

震える。


 


「うそでしょ……」


 


その頃。


 


キッチン。


 


完全封鎖。


 


レジーナが宣言していた。


 


「はるちゃん」


 


「はい」


 


「この床に入ったら」


 


一拍。


 


「除籍するわよ」


 


「重い!!」


 


しかも。


 


近所のおばあちゃん軍団まで来ていた。


 


最強。


 


「レジーナさん、

 玉ねぎ切りますねぇ」


 


「ありがとうございまぁす」


 


「はるみちゃんって、

 昔からあんな感じ?」


 


レジーナ、

即答。


 


「どっちの意味かによるわね」


 


「どっち?」


 


「運動神経ゼロの方か、

 野生動物の方か」


 


おばあちゃん達、

爆笑。


 


一方。


 


庭。


 


治美。


 


鍬を握っていた。


 


勇者みたいに。


 


「……やるしかない」


 


振り向く。


 


家の中を見る。


 


「みんなが料理してる間……」


 


一拍。


 


「私は庭を救う」


 


そして。


 


突撃。


 


第一の敵。


 


雑草レベル1。


 


シャッ!!


 


小さい草、

切断。


 


治美、

ドヤ顔。


 


「見た!?

 余裕なんだけど!!」


 


その瞬間。


 


ぽこん。


 


横から草。


 


また生えてた。


 


「は???」


 


自然。


 


容赦なし。


 


第二の敵。


 


ボス草。


 


デカい。


 


怖い。


 


風で揺れてる。


 


「……今、

 笑った?」


 


ざわぁ。


 


「絶対笑ったよね!?」


 


治美、

突撃。


 


そして。


 


スポンッ。


 


勢い余って。


 


転んだ。


 


尻から。


 


べしゃあっ。


 


「なんでぇぇぇぇ!?」


 


空へ叫ぶ。


 


「普通の人生ください!!」


 


家の中。


 


おばあちゃん達。


 


「はるみちゃん生きてる?」


 


レジーナ。


 


「たぶん」


 


第三の敵。


 


蜘蛛。


 


治美、

草を引っこ抜く。


 


その瞬間。


 


ぞろぞろぞろ。


 


「…………」


 


蜘蛛。


 


大量。


 


「ぎゃああああああああああああああ!!」


 


悲鳴。


 


町中へ響いた。


 


たける、

裏口へ来る。


 


真顔。


 


「……おさわさん、

 蜘蛛と戦ってる」


 


めい、

くまちゃん抱っこ。


 


「はるちゃん、

 くもになる?」


 


泉。


 


「可能性ある」


 


レジーナ。


 


「放っときなさい!!

 人格形成よ!!」


 


四十分後。


 


治美。


 


ボロボロ。


 


草まみれ。


 


汗だく。


 


髪、

完全に鳥の巣。


 


でも。


 


庭。


 


綺麗。


 


……半分くらい。


 


でも。


 


机置ける!!


 


治美、

両手を上げた。


 


「勝ったぁぁぁぁ!!」


 


「自然!!

 私の勝ちぃぃぃ!!」


 


その瞬間。


 


ぺたっ。


 


肩。


 


「…………」


 


トカゲ。


 


「ぎゃあああああ!!」


 


治美、

走る。


 


ぐるぐる。


 


叫びながら。


 


泉。


 


当然。


 


撮影してた。


 


たける、

ため息。


 


めい、

拍手。


 


おばあちゃん達。


 


しみじみ。


 


「はるみちゃん、

 元気ねぇ」


 


「うるさいけど」


 


「でも頑張ってる」


 


「それは本当」


 


その後。


 


治美は机を並べ。


 


椅子を置き。


 


花まで飾った。


 


そして。


 


立ち止まる。


 


傷だらけ。


 


ボロボロ。


 


でも。


 


嬉しそうだった。


 


そこへ。


 


めい、

だきっ。


 


「はるちゃん!!

 おにわきれい!!」


 


治美、

感動。


 


「めいちゃん……!!

 私ね、

 みんなのために――」


 


「キッチン出禁だからでしょ」


 


たける、

真顔。


 


「それもある!!」


 


治美、

二人へ飛び込む。


 


どさぁっ!!


 


三人まとめて転倒。


 


めい、

きゃっきゃ。


 


たける、

潰された。


 


でも。


 


その腕の中で。


 


たけるは考えていた。


 


“好き”


 


“家族”


 


“ずっと”


 


そんなもの。


 


本当に続くんだろうか。


 


また。


 


急に終わるんじゃないか。


 


その不安だけが。


 


まだ胸に残っていた。


 


泉、

ぽんぽん。


 


「お疲れ。

 今日は自然が負けたね」


 


治美、

空を見る。


 


「今日だけね……」


 


「明日にはまた生えてるよ」


 


「怖いこと言わないで」


 


そして。


 


宴会準備は進む。


 


おばあちゃん軍団。


 


最強。


 


レジーナ。


 


完全に将軍。


 


庭には。


 


勝利の匂い。


 


そして。


 


大量の殺虫剤の匂いが漂っていた。



楽しんでいただけたら嬉しいです!

もしよければ、ポイントを入れていただけると、とても励みになります

また次回もよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ