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混沌と勝利のハウスマップ

掃除。

晴海が口にした最も危険な言葉。


単なる「家の地図」から始まったものが、

埃、カビ、そして誤った決断との壮大な戦いへと変貌する。

部屋はどこからともなく現れ、過去は古い箱の中に再び現れ、

家はどんな設計図よりもずっと広大であることが明らかになる。


しかし、混沌の真っ只中で…

静かな勝利が形になり始める。

朝の太陽が家を照らす。

というより――埃を暴く勢いで。


春美は筋肉痛の体を伸ばし、宣言した。


「今日は……

 本気の大掃除の日!!」


武流は眉を上げ、

芽衣はスイカをかじり、

いずみは静かに絶望した。


「それ昨日も言ってた。」


「でも今日は“本気”!!」


「つまり?」


「何も分からないけど、

 自信だけはある大人の掃除。」


芽衣、納得。

「ハルみたい。」


「そう、それ!!」


武流がノートを出す。

「じゃあ、計画は?」


「家の地図を作る!!」


「また?」


「前のは……

 同じ部屋を4回数えた。」


一階:

・寝室4つ

・風呂2つ(1つはドアなし)

・巨大リビング

・未来より広いベランダ


二階へ。


埃、直撃。


「はっくしょーーーい!!」


結果:

・寝室7つ

・使えそうな風呂2つ

・昭和レトロテレビ

・謎の書斎


掃除開始。


春美は――

文明を守る戦士だった。


転び、くしゃみし、

カビと戦い、

腕を痺れさせながらも――


勝利。


「私、勝った!!」


「洗濯25袋残ってる。」


「未来の私がやる。」


夜、ドアが叩かれる。


そこにいたのは――

さくら。


そして――

大量の近所の人たち。


箱を抱えて。

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