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ベル・クライフの成り上がり  作者: エイト
ベル~幼少編~
11/24

剣と異変

俺、青井優人が転生してからもうすぐ6年が過ぎようとしていた。

最初ベルを見たときは驚いたが、今ではベルと一緒にいることが当たり前のように思える。ベルも俺を兄ちゃんと呼んで慕ってくれているため弟ができた感覚だ。ルシアについていじると反応が初々しくて面白い。

そういえば、最近、よく意識が切れることがある。たぶん魔法の使い過ぎだと思うが、ベルに聞くと5時間くらい意識がない時があった。もしかしたら俺は消えてしまうのかもしれない。ただ確証はなく、誰にも相談できないので俺が勝手に考えているだけでとどまっている。まあ考えていても仕方ないしね。そう俺は割り切って過ごしている。

ルシアは回復魔法を使えるようになっていた。ベルが稽古で怪我をしたときは率先してけがを治療していた。たぶんルシアもベルのことが好きなんだろう。

正直早くくっついてほしい。えっ?俺はいいのかって?おいおい、俺は今5歳だぞ。周りの子供も大きくても8歳とかだぞ。それに発情してたらロリコンじゃねーか。そんな気持ちとっくに捨てたよ。俺はたまにすれ違ったお姉さんに笑顔を向けてもらえれば十分なんだよ。

この前グラマラスなお姉さんをガン見していたらルシアに叩かれたけどな。

言い忘れていたが俺は今精神の中にいる。外ではベルが型の特訓をしている。


「一の型。霖雨りんう」  剣速に変化をつけ、相手の隙をつく技。


「二の型。地雨じあめ」  すべての攻撃を受け止める技。


「三の型。霧雨きりさめ」 目の前から驚異的な速さで移動することで急にいなくなったと錯覚させ、その隙に攻撃する技。


「四の型。驟雨しゅうう」 高速で動くことで剣を複数生じさせる技。


「五の型。氷雨ひさめ」  上段の構えから繰り出す力任せの技。


「六の型。五月雨さみだれ」 驟雨の突きバージョン。


「七の型。怪雨あやしあめ」 剣圧を飛ばして相手を吹き飛ばす技。


「八の型。秋雨あきさめ」  最大速度で相手の懐に入り急所を狙う捨て身の技。


「九の型。緑雨りょくう」  相手の剣を狙い、その剣自体を破壊する技。


「十の型。天泣てんきゅう」 剣を腰から抜く速度を利用して一気に相手を切る技。


ベルはまだ説明通りに技を繰り出せていない。

というか普通の人ではできない。これをできるのはハルトと一番弟子のセバスくらいだ。

俺は何か秘密があるのだろうとにらんでいる。というか単純に筋肉が足りてないんだろうな。そこで俺は新たな魔法を考え付いた。無属性の魔法で身体強化の魔法だ。

無属性とは人間ならだれでも持っていて基本的に魔法はこの無属性を変換して使われる魔法の根源ともいえるものだ。それを自分の力となるようにするのだ。全身を流れている血管をイメージしながら魔法を体中に覆っていく。すると俺の身体能力や五感が非常に活性化されて常人とは比べ物にならないほどの力を手に入れることができる。

こんな魔法を発見するとは自分の才能が恐ろしいぜ。

とにかくこの魔法をかければベルの足りない筋肉を補うことができるのだ。

俺はこの状態になることを「バーストモード」と呼んでいる。はい、そこ。笑わないの。

おっと、そんなことを話していたら稽古が終わったようだ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ベル視点

「天泣!」


ふ~。やっと今日の稽古が終わったよ。今日も技を発生させることができなかった。優人兄ちゃんは順調に魔法を習得しているのに・・・。僕って才能ないのかな。


「ベル。今日もお疲れ。この後時間あるかな。」


「父さん。お疲れ様です。この後は大丈夫ですよ。」


「そうかじゃあ、あっちで話をしないか。」


僕と父さんは道場の隅で向かい合った。何か悪いことをしたかな、なんて考えていたら父さんが話してきた。


「ベル。今度君は6歳になるね。正直君には剣の才能がある。だから今度僕と試合をしないかい。もし僕に勝てたらこの道場の奥義を教えてあげるよ。条件は僕は技を禁止にする。ベルは何でもありだ。どうだいやってみるかい。」


なんでもありと聞いたのでたぶん魔法もありだと思い、兄ちゃんに聞いてみた。

『こういうわけなんだけどこの試合受けてもいいかな。兄ちゃん。』

『いいんじゃないのか。二人で戦うのは初めてだから面白そうだしな。』

『そうだね。』


「わかったよ、父さん。試合を受けるよ。」


「そうか。よし。では試合は三日後の朝家の近くの広場でやろう。」


「三日後の朝だね。わかったよ。」


「ベル。お迎えが来たみたいだぞ。早くいってやれ。」


振り返るとルシアが僕の方を見て手を振っていた。僕はすぐにルシアのところへ行った。

今日のルシアはいつものようにかわいかった。いやいつもよりかわいかった。

「待たせてごめんね。じゃあ帰ろうか。」

僕とルシアは道場を出た。

半年前からルシアは僕の家で晩御飯を食べてから帰るようになった。母さんが無理矢理薦めて食べて行ってもらってたんだけどね。なのでルシアも一緒に僕のうちに帰る。

帰り道、僕はルシアが怪我をしていることに気付いた。ルシアは回復魔法が使えるのできっづいてないだけかと思い聞いてみたらほっといてと言われた。へんなルシア…。

今日はその後家でご飯を食べ、三日後の試合に向けて兄ちゃんと作戦を練った。






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