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異世界を流人  作者: 人翁
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第八十三話 精霊が手伝ってくれるそうです。

  1km四方の畑、広過ぎです。

 いくら魔法が有っても無理でしょ?


 そんな事を考えてたら、服が引っ張られる!

 慌てて背後を見るが誰も居ない。


 「む〜っ」っと声が

 下を見ると90cm位の男の子が立っていた。


 [名 前] 大地の精霊(ノーム)

 [種 族] 地属性精霊種(眷属)

  

  大地の神の眷属

  大地の神がルートに遣わした眷属


  「大地の神が遣わした眷属?」

 「おぉ〜」 そうらしい

  「どうしてかな?」

 「む〜っ?」 言葉は話せないらしい

  「この畑、広いけど手伝ってくれるのかな?」

 「おぉ〜」 手伝ってくれるらしい

  ノームが両手を地面に着くと一瞬で耕された土に!

  そして、何人ものノームが現れ畝作りを始める。

  「この麦の種を植えて欲しいんだけど、出来る?」  異世界(にほん)の種を渡す。

 「おぉ〜」と言って受け取り撒き始める。


  「凄いね」と感心

 すると隣のハウスに来いと引っ張られる。

 其処には既に畝が出来ていて新しい種を遣せと言っている様。

  「此処は麦じゃなくて他の作物を植えて欲しい。」

 「む〜っ?」  これとこれ、二種類の種を渡す

  「大麦の種とホップの種を渡すと」畝が少し変化する。

 「む〜っ」っと言いながら 種を見つめ仲間に指示を出す。

 畝の一つは支柱の様な柱が建てられ、もう一つは麦と同じ畝の様

 「おぉ〜」と言いながら種を撒き始める。


  異世界の種だけど大丈夫みたいだね。


 そんな感じで、次々と作業をしてくれるノーム

  最後のハウスはちょっと特殊なんだけど大丈夫かな?

 5個目のハウスは水田、つまり米を作りたい

 

 ノームがハウス内に入ると、

 「む〜っ?」 水田は無理かなぁ〜?

 「む〜っ」っと言って水田の中へ

 「むっ、む〜っ」っと言うと水田を理解したのか?

 種を遣せと手を向ける。

  「本当は種でなく苗を植えるんだけど 」

  籾を渡すと、「む〜っ」と言い手が輝く

  輝きの光が段々細長くなる。 するとノームの手に苗が!

 「おぉ〜」と言いながらどうだぁと自慢顔

  感心していると次々と籾を苗に変えてゆく

  「凄い、ちゃんと4〜6本纏めてあるよ」

 「おぉ〜」と、任せておけって感じ、

 「ノーム達が水田に入って田植えを開始して行く」


  普通なら農作機械が必要な広さを数時間で終えてしまう。

 五つのハウス、

 一つ目はうどん用の小麦、二つ目はビァの原料、大麦とホップ

 三つ目は醤油と味噌用の丸大豆、四つ目はワイン用の葡萄

 五つ目は日本酒用も酒米

 お酒の原料が多いけど 大人だし。


 作業がひと段落したので、大賢者に御供物を用意して貰う

  

  「神様だからお神酒かな? でも、精霊って甘党だったよね?」

 精霊樹の森でず〜っと聞こえてた声を思い出す。

  「でも、精霊と神様は違うか?」   違わんぞ!   ?!

 「甘い物がいいのだ!」「酒がいいのぉ」「和菓子と日本茶!」

 「俺たちはビァと唐揚げがいいなぁ」 神の声が聞こえる。


  「あのぉ〜、神様?」

 急いで、ケーキ類と和菓子類それに日本酒とウイスキーとビール、

 唐揚げと角煮とコロッケとメンチ、思いつく物全てネットで購入

 それを供物台に置く。

  「大地の神様、はじめまして、

  ノームを遣わして頂き有り難う御座います。」

  「他の皆様もこれからもよろしくお願いします。」

 

  すると、供物台から供物が光の粒子となって消えて行く。

 「お〜これが、ケーキか?」「うおぉ〜このビァ冷たくて美味ぇ〜」

 「ルートよ、ノームをよろしくな。」 大地の神様はまともなのかな?

 

 「我らもまともじゃぁ〜」   頬張りながら返事したでしょ?


異世界あるあるでした。

 

まだ続きます。

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