第2話 ステータスとスキル
あれから、1時間も放心してしまった。えっ、危ないだろうって?仕方ないじゃないか!だって、せっかく異世界転生したのに・・・石だよ!い・し!おかしくない!?どう考えたって命が宿る様なものじゃないから!?ハッ、そうだこんなときは異世界あるあるの1つ『ステータス』を確認しよう!謎の声が聞こえたし、ある筈だ。と言うわけで・・・
ステータス・オープン
名前:ハルト アラキ
種族:イレギュラー
年齢:0
性別:―
Lv:0
HP:1/1
MP:0/0
STR:1
VIT:10
INT:500
MND:1000
DEX:1
AGI:0
ステータスポイント:0
スキルポイント:95
通常スキル:『暗視』Lv1
例外スキル:『スキルポイント』Lv-『ステータスポイント』Lv-『種族複数選択』Lv1
称号:『イレギュラー』『転生者』
INTとMND以外僕弱過ぎないかな!?AGI0とか動けないと同じじゃん!実際動けてないんだけどさ!それと種族『イレギュラー』ってなんなの!?HP1だとワンパンであの世行きなんですけど!?他にも………
・・・10分後
ふぅ~、落ち着いて考えたら例外スキルがチートだよね。『ステータスポイント』と『スキルポイント』はステータスに+αしてくれるスキルとスキルを増やせるスキルだよね、多分。『種族複数選択』は種族を複数取得できるスキルぽいけど、よくわからないな?というか、あのとき、無自覚でスキルポイントを使ってたのか。勝手に発動するなんて弱冠心配になってくるんだけど。そうだ!スキルポイントを使って、『鑑定』系スキルを覚えよう!僕はステータス上の『スキルポイント』に触れた(気持ちだけ)
《取得可能スキルのスキル系統を表示します》
・攻撃系スキル
・防御系スキル
・状態系スキル
・補助系スキル
・回復系スキル
・技能系スキル
僕は迷わず技能系を選択
《取得可能技能系スキル項目を表示します》
・生産系スキル
・鑑定系スキル
・商人系スキル
・芸人系スキル
芸人系スキルって本当にこの異世界で必要!?
まぁ、ほっといておこう。鑑定系スキルを選択
《鑑定系スキルを表示します》
・『推測』 5ポイント
・『推定』 10ポイント
・『測定』 20ポイント
・『鑑定』 35ポイント
・『看破』 55ポイント
へー、『推測』なんてのもあるんだ。でも、正確性には欠けそうだな。うーん、『看破』はとりあえず良いかな。じゃあ、普通に鑑定で。
《スキル『鑑定』を取得しました》