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前線組  作者: 井谷詩度地位
大会
59/59

バトルロワイヤル6

頭でっかち氏…魔法使い

布団が吹っ飛んだ氏…物理使い

強大な薔薇(いばら)が地面から生えてきて、空からは我が身を一瞬で溶かし切るほどの毒が降ってくる。

どこの地獄でしょう。


あれ人為的に起こっているんだぜ?信じられるか?

俺は出来ない。

いやまぁ、これくらいのことなら俺でも出来るんだけど、人に向かってやってるんだぜ。


それを反撃しようとしながら交わしている方も大概にすごいんだけど。


躱され続けることに痺れを切らしたのか、頭でっかちさんが勝負に出る。

そう、降りてきたのだ。


当然布団が吹っ飛んださんは、降りてくる先を予測して待ち伏せをしていた。

すごいで。到底人が出せないようなスピードで走っているし、落ちる方もこの高さからじゃ絶対に死ぬだろうな。というような高さから落ちとるし。


もう皆人辞めてますわ。


頭でっかちさんはその身を捩り、少しばかり落ちる場所を変えていた。

しかもめっちゃ静かに降りとりました。

予測していた相手の落ちる場所が少しだけ変わってしまった布団が吹っ飛んださんは、透明な、それでいて少し見えているような、つまり斬撃を飛ばした。


ほぼ同時に頭でっかちさんはインベントリの中から、細長いレイピアのようなものを取り出すと、即座に胸の前あたりに構えた。

それを持って斬撃を受け止めた。

斬撃を受け止め、さも当たり前かのように受け流した頭でっかちさんは布団が吹っ飛んださんに走っていった。


そこまでの流れを見た俺は何かしらの違和感を覚える。

それは、あれ?…頭でっかちさんってあんな物理特化だったけ?

ということですわい。


完全物理職の布団が吹っ飛んださんの攻撃を受け止め、そして受け流すことができるにはそれなりの物理ステータスを持ち合わせなければ成らないわけですよ。

それは布団が吹っ飛んださんも感じていたことなのか少し警戒をしている気がした。


あの後も、頭でっかちさんの勢いが衰えることがなく、延々とレイピアで殺しにかかっていた。

これだけ、完全物理職の人とヤリ合えるということは何かしらの種があるという事はなんとなく分かる。


なんとなく魔法を使っている気がするのでちょっと、『魔力看破』の能力を使ってみる。


そうすると、頭の中にこんなことが出てきた。


頭でっかち

発動可能魔法

 ・上級魔法:時空魔法(転移LV、1・立体空間)

 ・中級魔法:火魔法(ファイア・エクスプロージョンLV、2)

      :水魔法(精霊の恵みLV、3・酸性雨)

      :土魔法(薔薇の抱擁LV、1)

      :無属性魔法(身体強化LV 12上)

 ・初級魔法:火魔法(ファイアアローLV、12・ファイアボムLV、19)

      :水魔法(ウォーターアローLV 11)

発動中魔法

      :無属性魔法(身体強化LV、12上)


ん?


待て待てなんじゃこりゃ!?


いや内容もすごいけどこんな機能はありませんでした!

いつの間にぃ!


ヱ!?あっうん。分かりました。え〜と。うん。

つまりもっと頑張れやこら。という訳なんですね。


はっ!そんな事を考えているうちに大詰めじゃぁないですか!


頭でっかちさんはMPをほとんど使って身体強化しているし、布団が吹っ飛んださんも何かしらもスキルを使って剣を交えあっている。


布団が吹っ飛んださんの強化の仕方が凄まじくほとんど2倍と言っても過言ではないほど強化がされている。

さっすがの頭でっかちさんもこれほどの強化をされると着いて来れないのか段々と押され始めていった。


10分くらい立ってからついに決着がついた。

頭でっかちさんが胸に1突きされて終わった。

本当に長かった

ブクマ諸々よろしくお願いします

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