クエストとペット
火山のあたりを歩いていた俺は、疲れ果てていた。
そりゃ、じわじわ削れていく体力を見ていたら精神的にイラつく。
もう帰ろうかな。
そんな事を考えていると目の前に、と言っても100メートルほど先に煉瓦造りの家があるのが見えた。
既に探索し始めてから1時間は経っている。
そんな中、見つけた癒しとなり得る場所だ、全速力で走った。
「ごめんくださーい」
「おや?客とは珍しい」
そう言って出てきたのは、恰幅のよく顎に立派な髭を蓄えたナイスダンディなおじさんだった。
「結構目立ちそうだからよく客来そうですけど……」
「いやいや。元々ここに来れる人なんてほとんどいないですからね」
そんな事を言っていた。確かにここって本当に熱いからな。
「ここに来たからと言うには何かしらのようがあっての事だろう。何かね?」
「あっ、いえ特に用はなくて…」
「なんだね?よくに用がないとは」
「いや、そのたまたま通って避難した形なんですけど。」
「そうなのかい。まあ、いいか。それより君がここに来たのも何かの縁だろうどうかね1つクエストを受けてくれないかい」
「……まあ、いいですよ」
M・A・Z・I・K・A!
ここに来てクエストの予感。
もう帰ろうとしていたし、帰っても暇だしこれを受けない義理はない!
「ちなみにどんな内容なんですか?」
「何、簡単な話さ。ここに居る鬼供を100匹殺してくるだけ。最近ここでは鬼が増えていてね追っ払うだけだも一苦労なのさ。」
「報酬は?それによって受けるか受けないかを決めます」
「武器とある生き物でね。それはクリアしてからのお楽しみだよ。」
武器に関してはなんとも言えないけれど、生き物に関しては気になるな。
これは早急に終わらせなければならない!
『NARU様がワールドクエスト「エタンハからの注文」を受注しました』
そんなアナウンスが聞こえた。
それに対し俺は、勝手に晒してんじゃねぇよ!と、ワールドクエストとは何ぞや?と言う気持ちである。
いや、もういい。過去のことを言ってもしょうがない、この鬱憤を鬼に向けて放つことで気を紛らわせよう。
「それでは、失礼しますね。」
「はいはい、期限は特にないからね〜」
家を出ると、もう鬼がすぐそこに。
ペットはお預けになりましてすいません




