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前線組  作者: 井谷詩度地位
下準備
14/59

レイド戦 上

今回 『』 これで表示されるのはワールドアナウンスだけじゃないです。

周囲の人の声も、あれで表記してます

『これよりレイド戦を始めます。』


アナウンスが聞こえると、視界が白み始めた。

いつもの転移の予感。


次に気づくと、1キロあると言われたフィールドにいた。


『今回のレイド戦の勝利条件は1キロ先にある城を守れ。です』

『それでは、初め。』


次の瞬間、体長40メートルほどのドラゴンが出てきた。


『よっしゃっ。始めるぜ!初めの鑑定!ファ!?』

『どうした相棒?そんな驚いて。』

『あんた誰……鑑定持ってるならしてみ。』

『そんなん持ってるだろ。誰だって。……ファ?!』


まず鑑定をしてみる。


エンシェント・ドラゴン  LV、250

体力:100%


そう返された。

確かに、レイドでいつも通り作動するわけないか。


一回攻めてみるか。


『誰か全力の一撃をかましてみてくれ!』

『今入れてみたよ。けどね、1%も削れなかったよ……。』

『具体的にどれくらい入れたのさ!』

『7000ダメ』

『おいおい、それで1%も削れないのか』


今のところエンシェント・ドラゴンは特に何もせず、城へ進んでいる。

けれど、取り巻きのエンシェント・ワイバーンにやられている人がちょくちょくいる。


俺も攻撃を加えよう。

一回スキルなしの一撃を入れてみる。

10000ほどのダメージを入れたが、1%しか削れなかった。あんまり減らないな。

次に、防御無視に追撃を加えた。攻撃を入れてみる。


次は20000ダメージが二回入った。けれども4%しか減らない。


『あれ、なんか一気にヨンパーも減ったぞ』

『おい、ダメージログ見てみろよ。20000ダメが2連ちゃんで入ってるぞWW』

『どこのガチ勢だよW』

『前に見た、17レベのやつじゃね?』

『最新情報、奴、今90レベ』

『おかしいだろWW』


今まで使った事のない、スキルを使ってみるか。

イベント、PKができる場所でしか使えない種族スキルを。

俺のスキルの能力は発動したフィールドから出ない限り、全能力が5倍になる。


「スキル、我天独暴!」


スキルを発動すると物凄い高揚感に包まれた。

どうやったらVR器具で高揚感を出せるのやら。


軽く一撃。


パァァァン


そんな音がした。多分、殴ったせいでエンシェント・ドラゴンの一部がえぐれた音だ。

でも削れたのもせいぜい30センチほどしかえぐれてないし、体力的にも5%しか削れてない。


さっさと削り切ろう。

他の人の闘い方をみるのはある程度体力を削ってからだ。

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