レイド戦 上
今回 『』 これで表示されるのはワールドアナウンスだけじゃないです。
周囲の人の声も、あれで表記してます
『これよりレイド戦を始めます。』
アナウンスが聞こえると、視界が白み始めた。
いつもの転移の予感。
次に気づくと、1キロあると言われたフィールドにいた。
『今回のレイド戦の勝利条件は1キロ先にある城を守れ。です』
『それでは、初め。』
次の瞬間、体長40メートルほどのドラゴンが出てきた。
『よっしゃっ。始めるぜ!初めの鑑定!ファ!?』
『どうした相棒?そんな驚いて。』
『あんた誰……鑑定持ってるならしてみ。』
『そんなん持ってるだろ。誰だって。……ファ?!』
まず鑑定をしてみる。
エンシェント・ドラゴン LV、250
体力:100%
そう返された。
確かに、レイドでいつも通り作動するわけないか。
一回攻めてみるか。
『誰か全力の一撃をかましてみてくれ!』
『今入れてみたよ。けどね、1%も削れなかったよ……。』
『具体的にどれくらい入れたのさ!』
『7000ダメ』
『おいおい、それで1%も削れないのか』
今のところエンシェント・ドラゴンは特に何もせず、城へ進んでいる。
けれど、取り巻きのエンシェント・ワイバーンにやられている人がちょくちょくいる。
俺も攻撃を加えよう。
一回スキルなしの一撃を入れてみる。
10000ほどのダメージを入れたが、1%しか削れなかった。あんまり減らないな。
次に、防御無視に追撃を加えた。攻撃を入れてみる。
次は20000ダメージが二回入った。けれども4%しか減らない。
『あれ、なんか一気にヨンパーも減ったぞ』
『おい、ダメージログ見てみろよ。20000ダメが2連ちゃんで入ってるぞWW』
『どこのガチ勢だよW』
『前に見た、17レベのやつじゃね?』
『最新情報、奴、今90レベ』
『おかしいだろWW』
今まで使った事のない、スキルを使ってみるか。
イベント、PKができる場所でしか使えない種族スキルを。
俺のスキルの能力は発動したフィールドから出ない限り、全能力が5倍になる。
「スキル、我天独暴!」
スキルを発動すると物凄い高揚感に包まれた。
どうやったらVR器具で高揚感を出せるのやら。
軽く一撃。
パァァァン
そんな音がした。多分、殴ったせいでエンシェント・ドラゴンの一部がえぐれた音だ。
でも削れたのもせいぜい30センチほどしかえぐれてないし、体力的にも5%しか削れてない。
さっさと削り切ろう。
他の人の闘い方をみるのはある程度体力を削ってからだ。




