登場人物紹介&世界観説明(※ネタバレ含む)
※途中まで読まれていた方が再び読み返した際に思い出しやすいように書いた物の為そこそこネタバレしています。ご注意ください。
■召喚された人達
水川飛鳥
本作の主人公。彼氏にフラれた直後に異世界召喚された社会人。他の3人と違って大きくはないが2つの器を持つツインという特殊な器の持ち主。
小日向優里
失恋直後の飛鳥に声をかけた所を召喚された女子高生。キング級の器の持ち主で地球に帰る為の重要な手がかりを握っている。
ソフィア・ハサウェイ
飛鳥達とは別の場所から同時に召喚されたキング級の器を持つ金髪青目のアメリカ人。飛鳥と優里と一緒に地球帰還を目指す。
アンナ・アレクセーヴナ・スミルノワ
飛鳥達と同時に召喚されたクイーン級の器を持つ赤毛碧眼のロシア人。とある事情から地球に帰る事には消極的。
■ツヴェルフ専属メイド
ツヴェルフの身の回りの世話と護衛を一手に引き受けるメイド。
セリア・フォン・ゼクス・アウイナイト
飛鳥に付いたメイド。穏やかな物腰で機転も利くが胃が弱いのが玉にキズ。髪は暗い茶髪で目は瑠璃色。
ユン・フォン・ゼクス・スフォレライト
優里のメイド。気が強く空気を読まない。やや黄色みを帯びた黒髪で目は暗い黄色。セリアと仲が悪い。
ビアンカ・フォン・ゼクス・マラカイト
ソフィアのメイド。金髪碧眼。一見大人しく気弱そうに見えるが……?
ジャンヌ・フォン・ゼクス・カーネリアン
アンナのメイド。赤毛で少し明るめの赤色の目。小柄で舌っ足らずな喋り方。
■皇家関連
デュアルテ・ディル・アインス・レオンベルガー
レオンベルガー皇国皇帝。おじいちゃん。
ディオール・ディル・アインス・ラブラドライト
レオンベルガー皇国の神官長。飛鳥達を召喚した人間。おじいちゃん。
ネーヴェ・フォン・ドライ・ラブラドライト
皇城で飛鳥達の体調管理を一任されている少年。
リヴィ
飛鳥達が召喚された際に通訳用の道具を渡しル・ティベルについて説明した女性。ル・リヴィネのツヴェルフ。黒髪で水色の眼、褐色肌。
メアリー・シェラ・フィア・スピネル
飛鳥達の教育係。モノクルが特徴。飛鳥を警戒しながらも気にかける。スピネル伯爵夫人であり本人も伯爵位を持っている。とあるツヴェルフの元専属メイド。
■6大公爵家
その魔力の色だからこそ色神と呼ばれる存在をその身に宿し大きな恩恵を受けられる貴族の頂点。代々魔力を持たないツヴェルフと交配する事で色を保っている一族。
ダグラス・ディル・ツヴァイ・セレンディバイト
有力貴族の頂点に君臨する6大公爵家の当主の一人。黒髪で濃灰色の眼。黒の死神、黒の公爵と呼ばれ、他を圧倒する程強い漆黒の魔力を持ち魔物に対して圧倒的な力を誇る事から英雄の称号を授けられている。漆黒の大猫を宿している。
特殊な器を持つ飛鳥の召喚を希望し自身の願いを叶えてもらえれば飛鳥の願いも叶える、と持ちかける。外面はいいが内面に色々難がある。
クラウス・ディル・ドライ・ダンビュライト
6大公爵家の1つでありながら侯爵家に格下げされた家の当主。銀髪で薄灰の眼。歴代史上最も大きな器と純白の魔力を持つ。
滅多に姿を表さない事と美しい容姿から幻の貴公子と呼ばれている。
恋愛の価値観が飛鳥と同じで、飛鳥の彼氏と声質が同じ。
アシュレー・フォン・ドライ・リアルガー
リアルガー公爵家の令息。アンナを番認定する18歳。赤髪赤眼。
カルロス・ディル・ドライ・リアルガー
ノース地方を統括するリアルガー家の当主。白髪交じりの赤髪赤眼赤髭。赤の公爵、赤の鬼神とも唄われる。アシュレーの父親。飛鳥達の希望に答えてくれたりする良い人。
レオナルド・フォン・フィア・リビアングラス
リビアングラス公爵家の令息。恋愛結婚している21歳。さらふわな金髪とややつり上がった金眼。
ロベルト・ディル・ドライ・リビアングラス
イースト地方を統括するリビアングラス家当主。金髪金眼。黄の公爵、黄の軍神とも唄われる。レオナルドの父親。様々な理由が重なって飛鳥を危険人物と認識している。
ヒューイ・フォン・ドライ・アイドクレース
アイドクレース公爵家の令息。困った性癖を持った28歳。緑髪緑眼。
シーザー・ディル・ドライ・アイドクレース
サウス地方を統括するアイドクレース家当主。緑髪緑眼。緑の公爵、緑の魔神とも唄われる。ヒューイの父親。飛鳥を囮にした事でダグラスから反感を買っている。
ルクレツィア・フォン・ドライ・ラリマー
ラリマー公爵家の令嬢。愛に生きるアイスブルーの髪と眼を持つ18歳。
ヴィクトール・ディル・ツヴァイ・ラリマー
ウェスト地方を統括するラリマー家当主。やや薄いアイスブルーの髪と眼を持つ。青の公爵、青の呪神とも唄われる。ルクレツィアの父親。比較的ダグラスに好意的で飛鳥にも紳士的でいつも笑顔。
■その他
リチャード・フォン・フィア・コッパー
皇家の近衛騎士。侯爵令息であり後述のアーサーは異父兄。ソフィアに一目惚れした結果偶然にも飛鳥に重要な手がかりを与える。
アーサー・フォン・ドライ・コッパー
橙色の髪と眼を持つ寡黙な侯爵令息。母親が地球出身のツヴェルフである事からソフィアが接近を試みる。女性が苦手。自己中疑惑がある。
エレン
エメラルドグリーンの髪と瞳を持つ美人騎士。クラウスとは訳あり。
ウィリアム
エレンの父親でありダンビュライト家の白騎士団長。
トム
ダンビュライト邸の料理長。デザート作りが得意。
ヨーゼフ
セレンディバイト家の執事。孫のルドルフ達と住み込みでセレンディバイト邸を守っている老人。ダグラスの事情を知る数少ない一人。息子夫婦の名前はグスタフとルネ。
ルドルフ
ヨーゼフの孫。セレンディバイト家の家事を一手に担っている無表情で口数も少なめな青年。暗い青の髪と暗い赤の眼の持ち主。
■故人
セラヴィ
ダグラスとクラウスの母親。30年前に召喚されたル・リヴィネのツヴェルフ。神の落とし子と呼ばれる程大きな器を持っていた。銀髪で水色の眼、褐色肌。
デュラン
ダグラスの父親で前セレンディバイト公。セラヴィに一途に想われていたが……
クラレンス
クラウスの父親で前ダンビュライト公。セラヴィを一途に想っていた。
クラウディア
クラレンスの母親でクラウスの祖母。
◆用語集
■異世界の名前
ル・ティベル……本作の舞台。生きとし生ける者全てが色のついた魔力を持つ。
ル・ジェルト……実力が何より物を言う異世界。「語らうより戦う方が分かりやすい」という考え方で自分より強いものには逆らわない。
ル・リヴィネ……生まれた時から既に階級が決まっている異世界。人や物に触れると思考や記憶を読み取れる特殊能力を持つ。
ル・ターシュ……高度な文明を持つ異世界。かつて3年周期でツヴェルフが召喚されていたが39年前のルイーズ・パトリオットの反乱により今は召喚されていない。
(※ちなみに地球は本来「ル・ガイア」と呼ばれています)
■ツヴェルフ
ル・ティベルに召喚された異世界人の総称。
その色だからこそ多大な恩恵を受ける特殊な魔力をそのまま子どもに引き継がせる為に召喚された。子どもの魔力の大きさは両親の魔力の器の大きさが関係している為大きい器の人間が召喚される。地球からは40年ごとに3、4名ずつ召喚されている。
男性も召喚される事があるが過去にあっちこっちの女性とイチャイチャして厄介な問題を起こした事例がある事から本当に必要な状況にならない限り呼ばれない(過去の有名なツヴェルフについては第86話 歴代のツヴェルフ達参照)。
■ツヴェルフ関連のアイテム
魔護具……魔力を持っていないツヴェルフでも扱える魔道具。言語翻訳機能があるチョーカーとイヤリング、文字翻訳機能のある眼鏡、防御壁の加護が込められた護身用ナイフなど。
婚約リボン……送った人間の魔力と加護が込められたリボン。金の刺繍が入っているリボンはこれだけの為一目で婚約リボンだと分かる。
寵愛ドレス……ツヴェルフが皇城を出る際に婚約者から贈られるドレス。本来贈らなくてもいい物(なのに贈られる事から寵愛されてるんだと思われる)。ちなみに男性の場合は寵愛スーツ。
○○の下着……○○色に染められた下着。身につけると「貴方の色に染まりたい」という意思表示になる。ツヴェルフがこれを身につけると○○色の魔力を持つ人間の本能に刺さる(効力は○○色を持つ者のツヴェルフへの好感度によって変わる)。
この習性を悪用したツヴェルフによって世界崩壊しかけた原因で今では6大公爵家の色の下着作った者は身に着けた者も死罪になる禁断の下着。
結婚指輪……現地人からすれば相手の魔力を込めあった物が送られる物。ツヴェルフの場合魔力持ちの方が2つとも魔力を込める。重婚が珍しくない世界なので左手や右手の薬指に、というルールはなく「お互い同じ指に嵌める」がルール。中には指輪がしんどいからと片付けてたりネックレスやブレスレットに通している人も。
■色神・神器の名前一覧
セレンディバイト家
色神:漆黒の大猫
神器:黒の槍
ダンビュライト家
色神:純白の大鷲
神器:白の弓
リアルガー家
色神:真紅の巨竜
神器:赤の斧
ラリマー家
色神:紺碧の大蛇
神器:青の鞭
リビアングラス家
色神:黄金の馬
神器:黄の大剣
アイドクレース家
色神:翠緑の蝶
神器:緑の双刃
※登場していない色神と神器もあります。
地図などはまだ作れてないんですけど作り次第追記します。