4話
「スキルだと?災厄のユニークスキルは『破壊』だけだと聞いているぞ?
その破壊のユニークスキルがやばいのも知ってる」
「その通りだ。
俺のユニークスキルは破壊だけ。
最初は弱かったスキルをここまで育てるのは大変だったが今では破壊出来ないものがほとんど無い。
そして俺は当時二十歳だった自分の年齢を破壊した。
スキル練度を上げる事により俺は世界の理、概念に近いものまで破壊できるような力を手に入れた。
それから俺の時間は止まり容姿もずっとそのままになり不老になったというのが変わらない理由だな」
こうして年齢を破壊した事によって自分の中の時が止まっているが勘違いしてはいけない。
これは寿命で死ぬ事は無くても攻撃をうけ死ぬ事はある。
不老であっても不死ではない。
自分の死という概念を破壊出来るかわからないが、もし破壊出来てしまったらそれこそ本当の化物になってしまう。
歳をとらず何をされても死なず永遠に生き続けるこれは希望なんてありやしないもはや絶望だ。
だからそれだけは絶対にやってはいけないと自分の中で決めている。
「そんな馬鹿げた力があるって言うのか。
いや、そんな力を持っているから災厄と呼ばれるのか」
「別に災厄って呼び名だってな、俺のこの力を利用しようと考えた奴等を殺したら言われただけだ」
そんな事を話していると後ろから声が聞こえて振り返ると先程の冒険者達の姿が見えた。
「さっきの旅人じゃないか、この状況はなんだ!」
足が潰され動けない盗賊たちの姿を見ると冒険者達は驚いた。
「これあんた達の話してた盗賊だろ?
よく三人でこの人数とやりあおうと思ったな」
盗賊頭は三人を見て声あげた。
「お前達はAランクパーティの銀翼!」
銀翼?こいつが知ってるって事は有名なのか?




