1話
最初の方はちょっと文章短いです
「さてとまずはこの森を抜けるとするか、森の外に出るのも何年ぶりか忘れたな。」
キルは森を一気に駆け出し途中に魔物見かけたりしたが魔物はキルの姿を見ただけで逃げ出していく。
「別に今日は狩りをしにきてるわけじゃないから逃げる必要はないと思うんだが知性はあるようだな」
この森に住む魔物達は俺にはどうあがいても敵わない相手だという事を理解しているみたいだし、そもそもこの森に住む魔物達は一体で村や小さな町などを壊滅する事ができる魔物達が沢山いるとは思う。
それが人も立ち入らない森、いや人じゃ入る事すら出来ない森なのかもしれないがそこに暮らしていた俺はなんなんだろうな。
「森の出口が見えてきたか」
キルが家を出てから一時間程走った所で森の出口が見え始めた。
「森の外に出るのにこんなに時間がかかるとは少し体もなまったか?
森を出た所で目の前に道もある訳がないしとりあえずまっすぐ進めば道も見えてくるか」
森を出たところで見えたのは遮る物がなにも無く見晴らしのいい広い草原だった。
道もなく生き物も見えず大きい岩がぽつらぽつらとあるくらいだ。
それから歩き始めて三十分程だろうか?
今まで何も無かったが少し先に道が見え始めてきた。
「やっと道が見えてきたが分かれ道か。
右と左どちらに進むか迷うが、左の道に行ってみるとするか」