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これが僕の異世界転生⁈ 改訂中!  作者: ヒロちゃむ
僕の異世界奮闘 争乱編
40/67

乱戦

 あまり戦闘シーンて得意じゃないんですよね…表現とかどうしたらいいのかイマイチわからない…。少し短い感じのが続きますがよろしくお願いします。

 戦場では敵味方が入り乱れての乱戦へと様子を変えた。重装歩兵隊は与えられた役目を全うし、敵の勢いを削いだのだ。そこへ重装歩兵隊の隙間から軽装歩兵隊が躍り出て重装歩兵を下がらせた。


 そこからは狂戦士と化している魔獣達との接近戦である。魔獣達は痛みも死も恐れずにそれこそがむしゃらに立ち向い武器や爪、牙を振るう。


 たとえ相手が自分達より格下であってもこれ程戦い辛いことはないだろう。見ていて気持ち良いような相手ですらないのに目を血走らせて意味不明な雄叫びを上げて飛びかかって来るのだから。


 統率下にある魔獣達に対する有効な手段は手や足、腰を砕くか首を切り落とすことだ。やつらはたとえ致命傷を負っても怯まないのだ。


 腹や胸に穴を開けられ、そこから血か内臓が溢れ出ていても命尽きる寸前まで争い続ける。これが人であるならば国や仲間のために戦う有能な武人だろうが魔獣相手では気持ち悪いだけだ。


 達人にもなれば乱戦の状況でも的確に首を斬り落とすんだろうがたとえ精鋭揃いだとしてもそれが出来るのは極一部でしかない。首を落とすのは案外難しいのだ。


 ならどうすれば良いかと言えば先程言った通り手や足、腰を砕いてしまえばいい。手を砕けば武器が持てず、爪による攻撃も出来ない。爪があるなら指も切り落としておくべきか。


 足を砕けば倒れたまま歩き回れず踏み潰されるかいっそ無視される。腰を砕いても立ち上がれなくなるんだから同じだろう。


 一撃、魔獣から攻撃をくらってもゴブリンやコボルト程度なら大したことはないが、この状況でダメージをくらえば次に差し支える。


 かすり傷も増えれば行動を阻害しより被害を被る頻度が増える。そうすれば後は悪循環である。なかなか後ろに下がれない状況ではそれは死が近くなる。


 たとえ精鋭でも死は恐ろしく、恐慌状態に陥れば戦場では瞬く間に死んでいく。被害は圧倒的に魔獣側に出ているが討伐隊にも無視出来ない被害が出つつあった。


 それに対して冒険者達はパーティ単位で行動し、無理せず的確に獲物を仕留めている。騎士達は基本的に人を相手に隊列を整え攻撃を揃えて個ではなく群で戦うが、彼らは騎士達と違い主に狩るのは魔獣である。


 騎士達の盾と鎧でも受け止め反撃する戦い方とは違い攻撃を受けない立ち回りをし被害を最小限に留めている彼らは今回の戦いにおいての本当の主力と言えるだろう。


 勿論プライドの高い貴族達は下賤な者達の集まりだと扱き下ろすだろうが彼らが居なければこの戦いは成り立たない状況だろう。


 僕は戦場独特の空気にあてられながら槍を振るっていた。相手は基本ゴブリンやコボルトだ、時々それに混じって上位種やオーク、リザードマンが出てくるが正直関係ない。全て薙ぎ払って進んだ。


 周りでは阿鼻叫喚、地獄の光景である。至る所から悲鳴と怒号と断末魔が聞こえ、助けを呼ぶ声と何がおかしいのか笑い声が僕の耳に聴こえてくる。


 血の匂いに噎せ返りそうな中必死に後を追ってくるユミルを確認しながら襲いかかって来る魔獣達を相手取っていた。どれだけ倒そうが次から次へと沸いて来る魔獣達に辟易しながら少し休めそうなところを探した。


 既に何度か魔獣から攻撃を受けているがどれもかすり傷程度のダメージも与えられていない。やはり格の上昇でVITが上がっているのが良いのだろう。無双状態だ。


 ユミルは僕が蹴散らした道を背後から追従しつつシルフィードで僕が仕留め損なった魔獣にトドメを刺して回っている。手負いの獣は厄介なため非常にありがたい。


 それにユミルが倒すことでおそらく経験値的な物は多少分配される。検証はまだしていないが観れば僕の考えが当たっているだろうことはわかる。ユミルの格は二十に到達していた。


「シルフィ様!一人だけ斗出し過ぎです!一度戻りましょう!既に戦果は上がっています!無理に前に出る必要はありませんよ!」


「それが出来れば苦労しないね!前に出過ぎて既にどっちに行ったら味方居るのかよくわかんない!」


 僕は戦場の熱で興奮でもしたのか一人前に出過ぎていた。周りで味方の助けを求める声が聞こえるのは僕を見て前に出られると勘違いした者達が囲まれて袋叩きにあっているためである。


「下手に足止めるよりこのまま動き続けるよ!囲まれないように出来る限り蹴散らして進むんだ!」


「は、はい!」


 僕は少しだけ後悔しながら更に槍に魔力を込めて振るう。それだけで進路上に存在している魔獣達がゴミのように吹き飛んでいく。中にはその一撃に耐える上位種が混じっているがすぐ二の太刀で屠る。


 鑑定で辺りの魔獣達を観て見るがそこまで強い個体は存在していない。ほとんどが槍の一突き、なぎ払いで絶命するが僕一人頑張ったところで局地戦では有利になっても全体で見れば大したことはない。


 僕は少しずつ進路を自陣が有るであろう方向へと変えながら進み続ける。体力や魔力にはまだ余裕が有るがユミルはそうじゃない。


 僕よりも格が低いためたとえ基礎ステータスが僕より高かったとしても今は格下。僕の進行ペースについて来れないのだ。


 それにまだ下級の魔獣しか居ないとはいえいつジェネラルやキングクラスと遭遇するかわからない。絶えず周りを敵に囲まれている状況なら気力を激しく消費してしまうため彼女には辛い状態だろう。


 僕が前に出てひたすら敵を薙ぎ払っているがいつもならユミルの方が前に出て敵を引きつけるように行動している。それもユミルに悪影響を与えてしまう。


 僕に付き従っているがために陥ってしまった危機と僕を心配する心でユミルの状態は良好とは言えない。このままではいつ致命的なミスをするかわからない。


 しばらく本陣方向へと移動すると戦闘音が激しくなってくる。おそらく自陣の方へと戻って来れたんだろう。


 

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