終わりが始まる。
第二章開始です!
少し大人になったシルフィ達は何を思いどう行動して行くのか楽しみですね!作者本人も楽しみです!←相変わらず予定は未定状態
ユミルとの一夜から約三年の月日が経った。
ユミルは夜が明けると目覚め、夜の醜態と羞恥でしばらくシーツを被って出て来なかった。
学園に遅刻するためギリギリになってミノムシ状態から復帰して身支度を整えてはいたが…。その日以来少しずつ慣らして行こうとユミルにモーションをかけるようにしている。
残念ながらユミルは全く慣れてくれずこの歳になっても未だに関係は築けていなかったが…。自慰行為は出来るのになんでこっちは出来ないかね…。
今では気絶することは無くなったが身体を固くして目を瞑って動かなくなってしまう。可愛いとは思うが流石に乙女過ぎるぜユミル…。
ちなみに冒険者ランクだが二人とも無事Dランクに到達している。二年程と言われたが僕らは学園に通いながらなのでそこまで依頼を受けなかった。
そのためか二年を超えて半年も余計に時間をかけてランクが上がった。
最近は期待の新人と噂され、勧誘引き抜きが日常茶飯事となっている。模擬戦を見ていなかった者は恐喝やら無理矢理連れ込もうとしたりと散々やらかしてくれた。勿論撃退して所持品からお金まで巻き上げてやったが。
ユミルは身長の伸びやっと止まりはしたが170cm半ばまである。スタイルも良い上、美少女に成長している。毎日の様に誰かに告白されているようだ。男女問わず。
ちなみに僕はやっと150cmを突破した。そこで成長が止まってしまい151〜2cmしかなが…。だが女性らしい部分だけはユミル以上に成長してしまっていた。完全にロリ巨乳キャラである。
僕に話しかけるやつは大概僕の顔じゃなく胸へと視線が行く。背が低いため視界に入るらしい。いやらしい目つきで凝視する馬鹿も多い。視線に敏感とか以前の問題だった。
身体に筋肉が付かないのが最近の悩みだ。ずっとプニプニのままなのだ…。ユミルには抱き心地が良い言われるが大して嬉しくない。
そういえばショーニンさんはいつの間にか王都へと店を移してした。国でも有数の大店になっているようだ。
僕らの通う学園は五年制なので折り返しの時期になった。この三年で僕らは色んな人達と出会った。
傲慢な伯爵や侯爵家の子供達からの嫁にしてやろう宣言に始まり、高貴な身分の者と関係は必要だとお友達になってやろうと上から目線なお嬢様方。
馬鹿な男子は僕達の部屋に忍び込み無理矢理にでも関係を作ろうとして犯罪者予備軍扱いとなり監視対象になっている。
青い血だ赤い血だといがみ合う貴族と平民の勢力による嫌がらせのしあいもうんざりしたものだ。ユミルが平民出身だと知ると平民の代表に祭り上げようとするのだから手に負えない。
最終的に和解させはしたがまだまだ亀裂は多いらしく今でも小競り合いは続いている。
他にも女生徒を押し倒したりスカート下ろすわパンツを取るラッキースケベ系主人公みたいなやつもいた。僕も着替え中に部屋に侵入されて何故か責任がどうのと騒ぎになった。
何が悲しくて男に責任取って貰わないといけないんだ…。ならユミルに貰ってもらうわ…。
他にもキラキラの王子様がやたらと僕に寄ってくることもあった。僕が誰に対しても態度を変えないため気に入られたらしい。
今でこそ、友達として時々お喋りをする程度だが休憩時間毎に話しかけに来て周りをチョロチョロするのはイケメンでも少しウザかった。友達を作ってあげると少し緩和したが…。
と色々なことがあった。他にもトラブルはあったが言っていくとキリがないため割愛させてもらう。
学園生として上級生となり最近は後輩ちゃん達の面倒を見ているせいか歳下の子達にはやたら人気がある。今日も
「お、お姉様!今日はご一緒に帰りませんか⁈」
と後輩ちゃん達から大人気である。一緒に帰っても寮はすぐ近くのため徒歩で十分もかからないんだけどね。
「ん?あぁ、構わないよ。一緒に帰ろっか?ユミルも構わないかい?」
「えぇ、構いません。ご一緒にどうぞ。」
「あ、ありがとうございます!…あ、そういえばお姉様?最近妙に街の中が騒がしくありませんか?」
「え?街がかい?…んーそういえば何か妙に冒険者が増えた気がするね?彼らは荒い性格の者が多い。あまり関わらないようにね?」
「はい!お姉様もお気をつけて下さいね!お姉様はお美しいんですから。すぐ狙われてしまいますよ?」
「ハハ、君はお世辞が上手いね。ありがとう注意しておくよ。」
「いえ…お世辞ではないのですが…。ユミル様?お姉様のことちゃんと守ってあげて下さいね?」
「言われなくともわかっております。」
「ええーなんだよー。僕そんなに抜けてないよ?」
「いえ…別に抜けてるとかでもなくてですね…もう少しご自分の容姿について考えていただければ…。」
「ん?ちびっ子ってことかい?確かによく十歳位に間違われるね。」
「んー。やっぱり心配です。ユミル様くれぐれもよろしくお願いします。なんか数年前からやたら高貴な方々の間で怪我や死亡事故も増えてるみたいですし。本当、最近なんなんでしょうか…。」
そんな話をしながら僕らは寮へと帰る。僕らはすぐ着替えると街へと繰り出した。後輩ちゃんの言っていた最近騒がしいことへの調査だ。
「ユミルはなんだと思う?最近あまり冒険者してなかったけど、その間に何かあったのかな?」
「そうですね、何か魔物の大量発生が起こった可能性はあるかもしれません。明らかに冒険者の数が増えているように思えます。」
この王都の近くには大型のダンジョンや動植物が数多く生息している森がある。そこで何か異常があったのなら冒険者の数が増える理由としてはしっくり来るだろう。戦争が始まるなんて聞いたことないしね。
王都の周りにはいくつかの都市が存在しており、その都市から少し離れた所には大陸最大級のダンジョンが存在している。
王都はそのダンジョンで獲れる資材を大量に投入されて作られている。ダンジョンはほぼ無限に大量の資材が手に入るからであり、またそのダンジョンの監視のためでもある。
ダンジョンに何かあった場合即座に行動が取れる体制を常に整えており、過去には何度か大量の魔獣が溢れ出し大災害を引き起こしたことがあったらしい。
それでもダンジョンは資材の山であるため廃棄することはできず王都を守るようにいくつかの都市が作られていた。
魔獣が溢れ出した際、王都の迎撃準備が完了するための時間稼ぎとダンジョンの資材をすぐ受け取り加工するためでもある。
「とりあえずギルドで何か情報がないか見に行ってみよう。」
「はい。」
だが結局目ぼしい情報は手に入らなかった。向こうでも情報が交錯しており統制のために必死になっていて何かあったのはわかるが何があったのか分からない状況だった。
ただ、状況はあまりよろしくない。とだけ情報が行き交っておりそれが噂となりダンジョンで何かあったのかもしれないと冒険者が集まって来ているのが今の状況だった。
「うーん、何か拙いことでも起こるのかな?スタンピードとか?」
「シルフィ様、あまりそう言うことを言うのは…。縁起でもありませんよ。」
「ごめんなさーい。」
その日は結局有力な手掛かりは掴めず就寝となった。この日もユミルに悪戯を仕掛けるも残念ながら大きな進展はなかった。
お風呂では平気で裸で接するのにベットの上だと服を脱ぐだけで恥ずかしがる…。乙女心って難しいね。最近は脱がすことには成功しているがその先に進めていない。結局裸で抱き合って眠るだけだった。
だが次の朝、手紙が届くと共に状況は目紛しく動くことになる。
父様から届いた手紙に書かれていたのは帰宅の指示だった。理由についての説明は帰宅したときに、とのことで僕達は指示に従い一時お屋敷へと帰宅することとなった。
お屋敷へと帰り着きそこで父様から聞かされたことは思いがけず予想していたことだった。
スタンピード。魔物の大氾濫と呼ばれる災害の発生である。王都近くのダンジョンにて複数の種族が勢力を拡大したらしい。遠くないうちに魔物の侵攻が開始されると。
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