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この作品あんまり人が喋ってる印象がないな…さて、どうしたもんか…誰かアイデアありませんか…_:(´ཀ`」 ∠):
ターラララタター♪商人との繋がりを手に入れた。
事件の後、商人ことショーニンさんとは和解した。ユミル達は納得いってなさそうだったけど、僕の決定には従うようだった。話してる間中ユミルが僕を離さないのには困ったものだったが…。
店の評判も悪くなく、従業員の人達にも寛大な処置をと懇願されたのも理由の1つだ。やはり良い人そうだ。
ショーニンさんもこの恩には必ず報いると言ってくれたし、弱みも握れたので痛い思いした甲斐があったってもんだ。勝手に転がり込んで来たトラブルと成果だったけど。
騎士さん達にも緘口令を引いたのでおそらく今回のことは喋ったりしないだろう。上目遣いでウルウルしながら言ったので効果は抜群の筈だ。自分でやってて鳥肌たったけどね…。
「さてさて、ショーニンさん。実はやって貰いたいことがあるんだけどいいかな?」
血や汚れを魔法で綺麗にして果実水を貰った後僕はショーニンさんに切り出した。
「は、はい!喜んで!どんなことでもやらせていただきますよ!」
ショーニンさんは僕が無罪を言い渡してからはこんな調子でユミル第2号みたいに僕のイエスマンである。この調子だと商品をただで寄越せと言っても喜んで従いそうである。
「実は商売をやりたいって思ってるんだけど、僕って商人との繋がりがないからさ?策はあるんだけど協力して貰えないかな?」
「商売ですか?確かにぼ…私にはノウハウはございますが…どんな物なのか分かってからでないと…あ、いえいえ!断りたいとかでは無くどんな物なのかによって色々違いますから。」
ショーニンさんは最初こそアタフタしていたけどスイッチでも入ったのか後半には冷静になり商人らしい顔になっていた。
「僕が出したい商品なんだけど。どんな物かって言うと娯楽物だね。ボードゲームの類さ。」
昔から思っていたがこの世界には娯楽物が少ない。一応チェスもどきはあったが前世と比べて遊ぶ為の物の数が圧倒的に少ない。街の広場を見たが遊具の1つも無くあったのはベンチ位の物だった。
「ボ、ボードゲーム?して一体どんな物なのでしょうか?」
僕は物は無いから口頭だけでショーニンさんに教えたのだが…
「リバーシにしょーぎ、スゴロクですか!どれも面白そうだ!売れますよこれは!」
ショーニンさんは大興奮。娯楽の少ない現状、どれを出しても確実に流行るとのことだった。僕はそれに季節毎に色や形を変えて販売したり貴族用に高級な品のアイデアを提供したがショーニンさんは興奮しながらメモを取って大はしゃぎ。
前世で有名だった物以外にもボードゲームは色々と開発されていた。病気で入院していることの多かった僕はやることなくて色んなボードゲームに手を出していた。
この辺のは小出しにして飽きが来ないように立ち回って貰い、更に思いついたり思い出した物についても逐次報告していくことにした。
勿論、前世のことなんて言えないので暇をつぶす道具を大量に考えていたことにしたけどね。ゴメンね?前世のボードゲームを考えた人達…。
「構想については理解できました。うちは大店ではありませんが大ヒット商品として国全土に広まるのは時間の問題ですよ!」
かなり乗り気な様子なので話題を報酬の話へと変えるが…
「それで売り上げの利益の分配だけど9対1じゃダメかな?」
だけどその発言にショーニンさんは青ざめてしまう
「きゅ、9対1ですか?そ、それは流石に…材料費が払えるかどうか…い、いえ、確かに助けて貰った恩はありますが…」
あれ?少し話がかみ合ってなさそうだな…
「いや、売り上げのじゃなくて純利益のだからね?僕もそこまで鬼じゃないからね?」
「あっ!いえ、すいません!純利益の9割ですか……はい、それでいきましょう!命救って貰って良い商売の種まで貰えるんです!それだけでも充分利益になります。名前も売れますしね。」
だけどショーニンさんはすぐ顔を暗くして
「ですが、すぐ人気になって類似品が横行するでしょうから、独占的に売れるのは数年が限度ですかね…他にいくつも腹案はありますし、この手のことでは先駆けとして台頭出来そうですが…」
けど僕はそれに対しても対策があった。まぁ、これも僕が考えた物じゃなく前世での知識だけど…。
「んー、それならどこか貴族なり上流階級の人達から名前とか借りて売り出せばどうかな?それなら真似が出ればそれはその貴族なり上流階級のひとなりに喧嘩を吹っかけてるも同然だからね。報酬の一部をその人に入れれば協力してくれるんじゃないかな?」
「な、なるほど。それなら真似され辛くなりますね…その貴族さんなりが許可しないとダメですからね…それなりに上の方の名前を借りないといけませんね…さて、誰から借りた物か…。」
そこは僕にはどうにも出来ないが、1人だけ知り合いと言うか紹介出来る貴族は居るんだけど…。そういえば父様は分類上どの貴族位なのか僕知らないんだよなぁ…。
昔、一度だけ聞いたことはあったが勿論日本語訳などあるわけなく本にも爵位のことなど載っている物が無かった。そのため正確な位置がわからなかったのだ。多分、下級貴族ではないと思うんだけど…。
この領地だけでも人口は1や2万どころじゃない。明らかに街と言うより都市とかそんなレベルである。外壁がぐるっと街を囲っているが見えるのは遥か遠くである。
伯爵位はあるのか…もしかしたらそれ以上なのか…。どれ位偉いのか聞いたときは「王様の次位に偉いんだぞー」とか言っていたが、子供に見栄を張ったのか事実だったのか…。
まず、僕は父様がここ以外に領地を持っているのかすら知らないのだ。箱入り娘の如く、ほとんど外に出たことなかったからなぁ…。
「んー、ここの領主様はどうかな?実はツテは無いわけじゃないんだけど…。」
そう言うとショーニンさんは目を丸くしながら
「ご、ご領主様ですか?もし、ご領主様から名前を貸していただけるなら勝手に類似品を作られることは無いかと思いますが…」
どうやら父様は貴族の中では偉い方なのか反応は良さそうである。なら、父様に話を通す必要があるけどなんとかなるかな?
「ふーん、分かった。流石にすぐには出来ないから取り敢えず材料なり職人なりの手配はしておいてくれるかな?僕の方はご領主様に話を通せるようにしとくから。」
「は、はい。こちらも準備には少しばかり時間がかかります。最低でも2〜3週間はかかると思いますので…ご領主様の方はよろしくお願い。」
「うん、じゃぁこっちは準備できたらまたお店の方に顔だすからよろしくね。」
そう締めくくり、細かい契約はまた今度と言うことで僕らは店を後にする。簡単に信用したけど良いのかなぁ。まぁ、嘘言う必要がないんだから信じるか。
ついでに死んだ馬の方はショーニンさんが自分の方でなんとかすると言っていた。原因不明の突然の暴走で悪いのは自分達だと、弁償等も不要とのことだ。
事故の現場では、被害者は僕以外にはいなかったらしい。起きた時に伸びてたのは僕に治療をしようとした人だったらしい。
(ちょっと悪いことしたかなぁ…。騎士さん達に任せて来たけどちゃんと謝罪とかしに行った方がいいのかな?まぁ、騎士さん達が報酬なり謝罪なりしてくれてそうだけど…。)
事故の噂は多少周りに広まっているようだが、被害者の僕の顔は誰にも見れていないし。噂も75日とか言うしそのうち話されなくなるだろう、誰も自分のことじゃないんだから。
帰り道もユミルは片時も離れなかった。しばらくはユミルを慰めてご機嫌取らないと離れてくれなさそうだ…。しばらく僕は自分で何もさせて貰えなくなるだろうね…。
はい、案の定お屋敷に帰った後、ご飯の時以外はユミルは僕のやること先回りしてやり尽くしてしまった。お風呂で全身くまなく洗われたのは流石にげんなりしたものだ。
可愛い女の子に洗って貰えるのは嬉しいが全身を余す所なく洗われるのは流石にねぇ。ちみっ子でも羞恥心はあるんだぜ…。まぁ、中身は25歳超えてるから余計にね。昔の介護を思い出してしまう…。
父様への報告は後日にして就寝する時もユミルは完全に僕を拘束したまま寝てしまう。両脚絡めて腕の中に納められてしまうが役得なのか迷惑行為なのか…。
後日、父様にボードゲームの件を事故のことを除いて報告すると二つ返事で許可してくれた。謝礼金についても不要、僕の思う通りにやってみろと言われてしまい、家の印まで渡されてしまった。父様よ、それでいいのか?。
まぁ、いいなら好きなようにやらせて貰おう。この金策もこの先に協力者を作る時に役立つだろう。主に動く為の軍資金だけど、あるに越したことないしね。
これで街で手に入れたスキルの検証も出来ると言うものだ。さて、手に入れたお金で何を買おうかな?
とりあえず商人抱き込んだし金策金策♪




