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正体
「おかしいな。俺の頼んだキングティーの情報はなかったな」
「ってことは、すげぇ飲み物かヤベェ飲み物かのどっちかじゃねぇのか?」
「でも、王族の人相手に危ない飲み物はないと思うますよ?ましてやロレス様相手ですし」
そんなことを言いながら自分たちの席に戻ると、さっきの露出の高い女と、もう一人、赤いマフラーを巻いた男の子が立っていた。
「あ、そ、その…ごめん!まさかあんたが王族の者だったなんて知らなくて…このキングティーを見て分かったんだ」
「ん、何かあったのか?折角だから一緒の席で話そう」
その2人を席に招くと、ロレスはすぐに話を切り出した。
「あんた、この村について詳しい人か?」
「まあ、そうだけど?」
「じゃあ、この村にいる最強の暗殺者の子孫…」
話が終わる前に、女が人差し指を口元に当て、小声で囁いた。
「わかった…あとで案内するから、飲み終わったらついてきて…外で待ってる…」
言われた通り、飲み物をしっかり味わってから外に出ると、2人が待っていた。
「じゃあ、そこの路地に入ろうか」
女に案内され、人目のない路地に入り込んだ。
女は咳払いすると、こう続けた。
「実は、あんた達が探してる奴ら…あたし達だよ」




