美味しい罠
村をある程度回ってみたが、暗殺者の気配は全くない…暗殺するのに殺気を消すのは当たり前だとどこかで話は聞いた。この雑踏の中に暗殺者がいると考えると冷や汗をかいてしまう。
「これ本当にいんのか?」
「の、喉が渇きました…」
1時間ほど歩きっぱなしで、さすがにルシアとカマニの2人も疲れが見えてきた。ロレスは近くの喫茶で一休みすることにした。
中は雰囲気のいい喫茶で、色々な種類の飲み物があった。ロレス達がみたことのないものも多くあった。
「私はこのフレッシュミルクがいいです!」
「俺はスマートコーヒーにするぜ」
そして、ロレスはキングティーにした。どれも飲んだことのないものだ。フレッシュミルクはMPが回復し、スマートコーヒーはかしこさがあがる。キングティーは王族の人しか飲ないという。ロレスにうってつけである。
しばらく待つと、湯気といい香りをたてながら、飲み物が運ばれてきた。
「はじめてきたけど、この村は充実してるな。飲み物も知らないものばっかりで、他も飲みたくなる」
「へぇ〜、あなた達この村はじめてなんだ。ってことは、この喫茶で飲み物の原料が見られることも知らないね?」
急に声がしたのでそちらをみると、露出の少し高い女が立っていた。はじめてこの村に来た自分たちが気にかかったのだろうか…
「限定?」
「そ。ちょっとついておいで!」
言われるがままに、3人はその女についていった。喫茶の奥にはたくさんのケースが置いてあり、その中に葉っぱやら豆やら原料が入っていた。
「うわぁ〜…すごいです!」
「こいつはたまげたな!」
「自分が飲んだものについて見ておくのもいいかもね!それじゃ」
女は軽く微笑むと、そのまま去っていった。
3人は飲み物が冷めない程度の時間、色々な原料を見てることにした。
その、自分たちの飲み物に今まさに、ある仕掛けを施されていることも知らずに…




