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ロストピースト  作者: 閃光 眩
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信じる心

「聞こえるか?右手をこの大木の幹に当てて、魔法を念じるんだ」

ロレスはそう、少年に叫んだ。どうやら、少年に魔法を自分の力で使わせようとしているようだ。

「おいおい、暴走して偶然出せたのに、もう自分の意思で使うようになるわけねぇぜ?」

カマニは最初から諦めている感じの口調だ。イライラしてるからというのもあるだろう。

ルシアはただロレスを信じるだけ…という感じで、手を胸の前で組んで必死に祈ってた。

「俺も手伝うんだ。お互い信じ合えば道は開ける…父さんが教えてくれたように」

ロレスの父、ランスはよくロレスに、信じることの大切さを説いていた。

「お兄さん、手を置いたよ!はじめてみる」

よし!わかった!!…父さん…力を貸してくれっ…!」

呟くと、ロレスも右手を大木におき、魔法に集中した。ロレスが念じると、からだからモヤのようなものが出始めた。そしてしばらくすると、いきなり森に乾いた音が響いた。その音と同時に、目の前の大木が粉末状に砕け散った…!

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