俺の危険が動き出してる話
縄を解かれると俺は久しぶりの体の自由の解放感もそこそこに、ナガタに質問攻めに入った。
「なんだ、これから危険の始まりって一体、どういうことだ?」
「すまない」
「すまないじゃねえよ、それに一体ここどこなんだよ、俺はなんでこんな所で監禁されてるんだ、なんなんだよここは、何で俺はナガタに助けられたんだ、それになんなんだよここは」
もう混乱である。
「とりあえずここがどこかが一番知りたそうだから答えるけど、ここは地下倉庫みたいな場所だ」
「ち、地下倉庫だと!?どこのだよ、誰のだよ??」
「とある組織が所有してる地下倉庫だ」
質問して答えが返って来るのに、全く持って何一つ理解が出来ない。
「なんで俺は監禁されたんだ?」
「それも色々複雑なんだが、簡単に言うと俺が仕組んだ」
「ナガタが仕込んだのか?なんだ、ナガタが監禁してナガタが助けたっていうのか?」
「ああ、そうだ」
「ああ、そうだじゃねえ、なんだ、意味が解らない、情緒不安定なのか?」
「今のお前よりは大丈夫だと思っている」
本当に冷静だな。
何だ、一体何を聞けば、今の状況の核心にたどり着けるのか。
解らないので直接それをナガタに聞いた。
「俺は何を聞けばこの状況の核心を教えてもらえるの?」
「そうだな、サキを助ける為に俺がお前を誘拐させて監禁させた。つまり餌になってもらったんだ、大きな魚を釣る為の」
うん、なんとなくわかった。
俺は釣り餌だったわけだ。
「じゃあ、これからの危険っていうのはあれか?」
「そうだ、サキを助ける、その為の準備段階が終了した」
「危険なんだろ?」
「ああ、危険だ」
「どれくらい?」
「まあまあの確率で命が落ちる」
えー、やめようよ。




