私の闘争。
全ては順調だ。
私の野望、世界征服。
この世の全てを手に入れる。
快晴も快晴。
空には青空が広がり、心地良い風が吹く船旅の海上のように私の野望は順調だった。
面白いように運命の流れは自分の思惑通りに進んで行く。
原始時代なら私はきっと神と奉られていたことだろう。
全ては私の力。
そこに権力の椅子が加わり、もはや私を止めれる存在はなくなった。
だが、私は完璧だ。
絶てる後顧の憂いは確実に絶つ。
私の世界征服に少しの邪魔も許されない。
私目掛けて飛んで来るヒットマンも、子供が転んでついてしまうソフトクリームでさえも全て排除する。
そこで私はとにかく目に付く可能性のある全ての私に相対するものを潰した。
それは私の指示により、トウドウ以下、私の部下達により迅速に円滑に行われ、目に付く全ての組織、団体、どうでもいいような個人でさえも徹底的に排除した。
これで安心か?
いや違う。
まだ目につかない部分が残っている。
が、予想も出来ないものをどうすればいいのかと私は考えた。
そんな事は不可能ではないのだろうかと。
だが、私は考えた。
予想が出来ないのであれば、出来るようにすればよいと。
「おい、トウドウ」
私はトウドウを呼びつけた。
すぐさまトウドウは私の元に駆け付けた。
「トウドウよ、此度の活躍、見事だった」
まずはトウドウに労いと賛辞の言葉を贈る。
「は、ありがたき幸せに」
「うむ、そこでだが、私は完璧を目指したい」
「完璧、でございますか」
「そうだ、この世に完璧なものなどない」
「は、はあ」
「だが、私は完璧なものを作るのだ。いいか、それが完璧なのだ」
「解ります」
「そこでだ、これから予想も出来ない事の対処をしようと思う。どうすると思う?」
「トウドウには皆目見当もつきませぬ」
「そうだろう、そうだろう、まず占い師を呼ぶ。そしてその占い師に私のこれからの危機を占ってもらう」
「な、なるほど、その結果に沿って危機を回避するのですね」
「そうだ、すぐさま占い師を呼べ」
「かしこまりました」
妙策ここに得たり。




