8話
「眠い。」
澄み渡る空、輝く太陽本来ならば気持ちよく感じみな今日も頑張ろうと意気込み城の警備をする騎士達そんな中一人俺はただただ今にも眠りそうなの我慢して聖弥たちの見送りをしている。
「おい。大丈夫か?何か物凄いクマが出来てるけど。」
「ハッハッハ。このくらい大した事ないと言いたいけどやっぱ眠い。」
大口を開けて欠伸をしていると聖弥とアリッサは苦笑いしていたが後ろに居る青い髪の女の人はいかにも機嫌がわるそうな目つきをしている。
「そこの後ろに居る人がユリアさん?」
「そうですが何か用ですか?」
青い髪の人改めユリアと言う女の人は用があるのかと聞きながらもお前に話す事はないと言いたげな目をしている。
「いやとくに用事はないけど。」
「そうですか。」
そう言うと一人早く馬車に乗り込んだ。
「何であの人あんなに機嫌が悪いん?」
「お前さ昨日夜まで寝てただろ。」
「ああ。」
「だからだよ。」
「は?」
「あの人ちゃんとしてない人が嫌いみたいだから。」
「へー。聖弥お前も大変そうな人に惚れたな。」
「ちょお前それ言うなよ。」
聖弥が赤くなりながらあたふたしているといきなりアリッサが
「い、今の話本当ですか!?」
「聖弥に聞いてみ。」
「聖弥さん今の話本当ですか?」
「あ、うん。」
「そう・・ですか。」
アリッサはうつむきながらユリアの居る馬車に歩いて行った。
「あれ。アリッサどうしたんだろう?」
「相変わらず鈍感だなお前。」
「?」
「まあいいや。それよりお前そんな半袖だと寒くない?」
「なんで?」
「今冬だろ。」
「ああ。今この世界って夏らしいよ。」
「は?マジ?」
「マジマジ。」
「ウソだ~。だって俺学校の冬服来てても全然熱くないし。」
「それは城にルーンと魔術がかけてるかららしいよ。」
「ルーンに魔術か。」
今の会話に出てきたルーンとは物に魔力を込めた文字を書き様々な効果を表すものである。
そして魔術はゲームにあるような魔法陣や物の配置によって魔法を使うもので基本的に魔法をあまり使えない人が使ったりする。
「あれ。今の言葉の意味分かったの?」
「あのな。お前が昨日本を持ってきたんだろ。」
「そうだけど。もしかして全部読んだのか?」
「ああ。おかげで一睡もできてない。」
「それでそのでかいクマが出来てたのか。」
「そゆこと。」
「じゃお前早く寝た方が居んじゃないのか?」
「フッあまり俺を甘く見るなよ聖弥。」
「どうしたんだいきなり?」
「1日ぐらいの徹夜なんか何時もアニメを見て寝ずにいるんだ。大したことない!!」
「いや。威張んなよ。」
「うっさい。」
「あー俺そろそろ行くわ。」
「おう。気を付けろよ。あと好きな人の前だからって無茶すんなよ。」
「いい加減そのネタでからかうなよ。」
「聖弥の好きな人はユリア・エーデ!」
「お前大声で言うなよ!」
聖弥は馬車に向かっていたがダッシュで戻ってきた。
「ほんともうやめて。」
「あと10回ほどでやめるから安心しろ。」
「安心できるか!」
聖弥は今まで見た事が無いくらい必死になっていたが
「まあ頑張ってこいよ。」
「あっチョイ待てよ。」
「じゃーね。お土産期待してるよ。」
俺は無視して部屋へと戻る。
「あーもう。行ってくるからなー。」
聖弥が馬車に乗り込むと目的地に向かって行った。




