真理とは
長編ですが、面白くなかった切ってください。個人的には面白いかなあ、微妙かなあと迷うところなので、面白くなければさっさと切ってください。
それにしてもワーグナー作品にはロマンがありますね。ニーチェが言う超人的な人間が悲劇的に描かれる様は見ていて圧巻です。
ということで、ニーベルンゲンの指輪が下敷きです。
与え。奪え。さすれば讃えられるだろう。ため息の数だけ与え、喜びの度に奪え。さすれば讃えられるだろう。呪いの言葉の度に与え、祝福の言葉の度に奪え。さすれば讃えられるだろう。やんぬるかな、全ては、裏返しのカードに過ぎない。我々は隣人を愛せない。我々が敵を愛せないのと同様に。覇者は正しく、王者は誤まつ。死者は正しく、生者は誤まつ。与え、奪え。愛すべき悪魔たちと共に。妬み、焦がれろ、憎むべき神々たちと共に。憎悪と怒りこそ我々の全てだ。傷つけ、殺せ。救済を約束されたものたちを。この世は憎しみに飢えている。倒し、滅ぼせ。現世に栄達するものたちを。この世は憎しみに飢えている。奪い、刈れ。地獄に落ちるものたちを。この世は憎しみに飢えている。脅し、すかせ、未練さえも持たないものたちを。この世は憎しみに飢えている。勝者を食らい、敗者を苛め。それが唯一の道だから。持つものからは奪え。持たぬものからは全てを取り上げろ。我々の糧は地にあり、天にあり、人にある。食え。戦え。死ね。後ろ向きにだけは倒れるな。せめて死ぬときは前を向いて倒れろ。我々が残すものは憎悪と怒りだけだ。我々の通る後はせめて何も残らないようにしろ。我々は何も残さない。何も生まない。何も創らない。我々は何も残してあげられぬのだから。我々の後には地獄さえ残せないのだから。
(悪魔と契約者のワルツより。戦乙女歴三百五十七年。~ヴァーグナー著~)
どうですか。面白いですか。とにかくライトノベルは狭い門ですねえ…。




