第0講 優れた魔術師になるには
『みちくさ先生の魔法学園改革記』の外伝で、補習授業です。
本編の魔法体系の理解に活用してくださいね。
こちらから入って気に入った方は本編もよろしくお願いします。
生徒A: レオン先生、優れた魔術師とは、魔力量が多い人ですか?
レオン: それも強みですね。ただ、畑への水やりで、苗まで押し流してしまったら?
生徒B: ……怒られますね。
レオン: ええ。大切なのは、必要な力を上手に使うことです。
生徒A: では、魔術を細かく操れる人が優れているんですか?
レオン: それも強みです。でも、大量の水が必要な場面なら、魔力量の多い人が頼りになりますね。
生徒B: 何をするかで、得意な人が変わるんですね。
レオン: そのとおりです。まずは、自分の得意と不得意を知るところから始めましょう。
① 魔力量と制御技術は別
魔力量は、使える力の大きさ。制御技術は、その力を扱う技術です。
目的に合う強さ・範囲・精度で使うことを目指しましょう。
② 得意を生かし、不得意を補う
適性や技術には個人差があります。得意なことを伸ばし、不得意なことは練習や協力で補いましょう。
生徒A: 苦手なことも、全部できるようになるべきですか?
レオン: 何でも一人でこなそうとすると、得意なことを磨く時間が足りなくなるかもしれませんね。
生徒B: では、苦手なことは人に頼んでも?
レオン: もちろんです。ただ、自分でできるようになりたいのか、
誰かの助けが必要なのか、判断するためにも学ぶことは大切ですよ。
生徒A: 僕の得意なことで、その人を助けることもできますね。
レオン: ええ。互いの強みを生かせますね。
③ 分からないことを、そのままにしない
疑問は、学ぶきっかけです。調べる、質問する、試すことで、理解を深めましょう。
生徒B: まだ、自分の得意なことが分からないんですが。
レオン: これから探していきましょう。学んで初めて気づく得意もありますから。
生徒A: 苦手なことばかり見つかったら?
レオン: そのときは、一緒に練習の方法を考えましょう。
この講の要点
力を上手に使う。得意を生かして補い合う。学び続ける。
練習問題
魔力量は多いものの、細かな制御が苦手なAさんと、
魔力量は少ないものの、細かな制御が得意なBさん。二人で畑に水をやるなら、
どのように役割を分担するとよいでしょうか?
※二人の魔術を直接つなげる必要はありません。
解答・解説は、次回の前書きで。
新聞部に頼まれて始めた【レオン先生の独り言】
という短いコラムをTwitterで掲載してるので
よろしければ、そちらものぞいてみてください。
https://x.com/michikusa_novel




