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哀しき女神の国語り  作者: 水無月 六月
今、再び
6/6

エピローグ


「こうやって、女神のように美しかったソレイユとルーナの二人は亡くなりました。その後はスカイ王子の弟がデエス国を治めて、二つの国は平和で豊かな素晴らしい国になりましたとさ。めでたしめでたし」

「女王様はとっても悪い人だったんだね」

「本当。悪い人だよね」


 子供たちは口々に女王は悪い人だと言いました。


「そうね。さぁ、お話は終わったよ。遊んでおいで」


 老女はそう子供たちを促した。


「うん」


 子供たちは元気よく返事をして走っていきました。


「でも、とても美しくて明るい太陽の女神のような人でもあったのよ」


 空で眩しいほどに輝いている太陽を見上げて子供たちが楽しそうに『女神の歌』を歌っているのを聞きながら、プラチナブロンドの髪に月色の瞳の老女はそうつぶやいたのだった・・・






         太陽の女神

         美しい彼女は

         月以外を照らさない 

         月の女神は共に輝く


         太陽の女神

         わがままな彼女は

         月が愛されるのを許さない

         月の女神は一人輝く


         太陽の女神

         怒りし彼女は

         月を闇に沈めゆく

         月の女神は輝けない


         太陽の女神

         寂しき彼女は

         月を想い散ってゆく

         二人の女神はもういない







 色々と疑問が残るかたちではありますがこれにて「哀しき女神の国語り」終了です。わざとこういう風に終わらせたので続編や番外はかかないと思います。多分。

 誤字脱字がございましたらご報告していただけるとありがたいです。


 最後までお読みいただき誠にありがとうございました!!!



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