やられたらやり返す、倍増しだ!byミカエル←やれるものならね。byサリエル←やるのはルシフェル様だろ。byガブリエル
ファミリーレストラン、ギャスト。
そこに四大天使と一人の男が集まっていた。
男は顔に紫色で楔型のタトゥーが左のデコから目を通ってそのまま下に延びている。
服装はじゃらじゃらした物がついたアクセサリーとまるで中二病のような服装。それも女物。
ミカエルこと風間は男に話しかける。
「こんな所に呼び出して何のようだ」
男はギャスト名物のパフェを食べている。
「ンーデリシャス!そうそう貴方達からの報告書を見させてもらったんだけどね」
食べ方はまるで女性。しかし、男である。
「一体どういう事よ!!!」
行きなりキレた。驚く従業員とお客。
「落ち着いてよサリエル。ほら溢れちゃうよ」
ウリエルこと天馬は男の口をふ。
「あらありがと。さて本題に戻りましょう。報告書に書いてある神器デス・サイズの回収失敗、再回収は一年後って書いてあるわよね…。これについてご説明ちょうだい」
まるでどこかのテレビドラマに出てきた調査官のようだった。
これに答えるのは天使軍団最高司令官ミカエルが答える。
「神器デス・サイズの保有者小野田圭介に我々は敗北。しかし、彼の意思で一年後に回収するとの事。其が何か問題でも?」
「大有りよ!長すぎるわ!」
再び騒ぎ出す男。
彼の事を説明しよう。
男の名は大天使サリエル。神の命令を伝えるもの。
簡単に言えば彼の命令は神の命令らしい。
そして邪眼の持ち主。
邪眼を見たものは死ぬ。そんな噂がある。
再び話を戻す。
イライラがおさまらないサリエル。
「とにかく死神は待てないのよ!さっさと回収しなさいよ!」
「回収したくても我々の力ではどうにも」
「ふん!だから熾天使を降ろされたのよ」
ミカエルもこの言葉には怒りが現れる。其を抑えようとするウリエルとラファエルこと阿倍野。
ラファエルは言った。
「小野田圭介を甘く見ない方がいい。彼はあの悪魔の転生なんだ!」
「言い訳ね!まぁしょうがないわよね~。でも二度も同じ相手に負ける元熾天使は弱いわね。あたしなら直ぐに倒せるわよ」
自慢気に言うサリエル。
「ならやってみろ」
ガブリエルこと響が言った。
「お前にあの人を倒せるのか?」
ガブリエルはコーヒーを一口飲んで言った。
「ルシフェル様を」
「ルシファー様だ」
ガブリエルの居る席とは違う所から聞こえたこえだった。しかし、ガブリエル達には聞こえなかった。
ガブリエルの後ろのボックス席から聞こえた"ルシファー様だ"はある人物の発言だった。
ガブリエルの後ろのボックス席に座っているのは刑事、山口 悟だった。
彼の前には若いホストと中年太りのスーツ姿のおじさんが座っていた。
若いホストの男は山口に話し掛けた。
「ルシファー様が学生ねぇ。羨ましいよ」
「まぁ俺達には学生時代は無いからな。」
山口はホストに言った。
「それでルシファー様は我々の事は覚えて無いのか?」
今度は中年太りのおじさんが山口に聞く。
「どうやら転生したときに人格が二つに分かれたらしいな。いわゆる多重人格」
「出来れば人格をルシファー様にしたいものだな…」
おじさんはうつむいた。
「それについては問題無い。現に小野田圭介には今、拒絶反応が見られる。ルシファー様が小野田圭介の人格をぶっ潰そうとしている。我々の帰還ももう直ぐだ!」
にやける山口。
「それまで頑張ろうサタナキア、ルキフゲ・ロフォカレ」
山口は二人を見て言った。
「あんたもなアガリアレプト」
ホストの男サタナキアは山口に向かって言った。
さて一方のサリエル達は
「上等よ!アタシがやって見せるわ。但し回収出来たら貴方達はもうお払い箱ね。さようなら」
サリエルは手を振る。
「邪眼を持っていようがお前にあの人は倒せない。消された階級の天使ルシフェルには」
サリエルはミカエルを睨み付けさっさと店を出た。
「どうなるんですかミカエルさん?」
ウリエルが聞いた。
「さあな…」
ミカエルは静かに言った。
これはあくまで序章に過ぎないのだ。




