イヤーお疲れ。by綾子←お疲れ様です。by安倍野←今回の運動会の感想は?by綾子←まさかあそこでby安倍野←オチを言うな!by響
前戦部隊は激しい攻防戦を繰り広げている。
特に総大将、小野田圭介に攻撃が集中する。
「小野田を討ち取れ!」
「総大将覚悟!」
圭介に襲いかるが圭介も奮闘する。
圭介は弱冠悪魔の力を使っているためそう簡単にはやられない。
「そろそろか、皆二組に分かれ敵本陣を目指すぞ!」
そして中央部隊は左右に分かれた。一つの部隊は林の中に隠れ、もう一つの部隊は川沿いに向かって行く。
「総大将の方を狙え!」
「しかしどっちに行けば?」
敵は参謀に連絡する。
『お電話ありがとうございます。こちら参謀本部』
綾子がジョークを交えて言った。
「敵総大将を見失いました。どっちにいきましたか?」
特にツッコミはなかった。
『えーとね…これは林の方かな?』
「了解!」
敵部隊は林の方に行った部隊を追いかけた。
林の部隊。
林の中を駆ける男達、しかし敵部隊に囲まれてしまった。
「総大将覚悟!?」
敵部隊の隊長が叫んだがあることに気が付いた。
「総大将は?総大将は何処だ!?」
「隊長大変です!囲まれています!」
敵部隊は白組部隊に囲まれていた。
「小笠原 拓斗参上!敵を殲滅しろ!」
拓斗部隊は赤組部隊を殲滅した。
一方白組総大将は川沿いの部隊には居ない。1人敵本陣に向かって行く。
既に豊巻が下調べした道を通って行く。
「このまま行けばっん?」
不意に圭介の携帯電話に連絡が入った。
『大変だよ圭ちゃん!敵奇襲部隊に囲まれた!』
電話はよしねからだった。
白組本陣に天馬 翔が奇襲しに来た。
奇襲部隊は天馬以外は全員女。
なので白組本陣に居る男達は手が出しにくかった。更に女子達の罵声により精神的攻撃を受け立ち上がれ無かった。
「今こそ棒を倒すとき!」
天馬達が棒目掛けて突撃してくる。
「待たれーい!!!」
大坂が大きな声で叫んだ。
「棒を倒したくば天馬 翔よ!我と勝負せよ!一騎討ちで!」
棒の前に立つ大坂。
「その心意気気に入った!」
天馬は女子部隊を離脱させる。
「さぁ勝負しよう」
笑顔で言う天馬。
「ふふふ、天馬よ。貴様はここで死ぬ!」
そして突然あの2次元オタク集団が現れた。
「伏兵!?そんな倒したはずだ!!」
2次元オタク集団は天馬に襲いかかる。
しかしそれを女子部隊が止めにかかる。
「やめなさいキモオタ!」
「本当汚い!」
「キモキモキモ!」
女子部隊の罵声が凄まじいがそんなこと2次元オタクには効かない。
「キモいのは貴様ら3次元女だ!」
「お前らこそ汚い集団だ!」
「お前らよりサヤカちゃんの方が可愛いんだよ!」
2次元オタク集団は天馬と女子部隊に突撃。見事抑え込んだ。
圭介に連絡が入る。
「天馬達止めたか…」
内心ホッとする圭介。そこにある部隊が襲い掛かってきた。
風間 海斗の部隊だった。
そこに桜田 小春もいた。
「久しぶりの出番良かったな」
圭介は小春に笑って言った。
「サブタイトルでは失礼しました」
軽くお辞儀をする小春。
「さて討たせてもらうぞ」
指の骨を鳴らす風間。
「どうかな?」
圭介は携帯電話を取り出してあるメールを一斉送信した。
すると風間の部隊に居た男達が圭介の味方に付いた。
「お前ら!?」
驚く風間。
圭介が流したメールそれは、
今こそイケメンビッグスリーを倒せ!
と書かれたメールであった。
運動会前に白組部隊の男子生徒達に裏切りをお願いしていたのである。
「後は頼んだぞ!」
そして圭介は敵本陣に向かって行った。
赤組本陣は少し動揺していた。
天馬が捕虜になっていたこと、赤組男子生徒のほとんどが裏切られている。
「…私たちもやりましょう」
安倍野もまたメールを一斉送信する。
そして白組部隊に居る女子部隊を半数近く味方に付けた。
「では総大将お願いします」
零はマイクを取った。
何処かに設置してあるスピーカーから零の声が聞こえた。
『赤組男子部隊の皆さん。私はあなた達が裏切ったこと、とても悲しいです。』
零は泣いてる雰囲気も出した。そしてあの恐ろしい声も聞こえた。
『総大将を泣かせた元赤組男子部隊…全員殺す』
この発言を聞いた元赤組男子部隊は再び赤組男子部隊に戻った。
これにより赤組の戦力が増えた。
「今の声…響か」
圭介は急いで敵本陣へ走った。
赤組本陣では零と響がハイタッチをして喜んでいた。
「続々と我らの部隊に人が来ていますよ。後は天馬 翔さえ奪還出来れば」
「更に士気が上昇するのね」
微笑んで言う零。最早勝負はつくのか?
その時
「ようやく着いたぞ」
小野田圭介が赤組本陣に着いた。
「正面から来るとは思わなかったぞ圭介」
響は嬉しそうに言う。
「さぁ勝負しよう!」
響は背中から6枚の羽を生やした。
周りは身内だけだったので遠慮は要らなかった。
「本気かよ…わかった。やってやる!」
圭介は堕天使化したその時再び圭介の身体に激痛が走った。
「!!!??」
圭介は直ぐに堕天使化を解く。
「どうした圭介?さぁやるぞ!」
「わかってる…」
再び堕天使化した圭介、痛みを堪え背中の羽を6枚にする。先程の激痛の数倍痛かった。
「ウァァアア!!!!ぐっガハガハッ!?」
圭介吐血する。
それを見た零は圭介に駆け寄る。
「大丈夫圭介!?」
圭介はまた堕天使化を解いた。
響もまた羽をしまった。
「大丈夫だ…さぁ…やるぞ…あれ?」
圭介は倒れた。そして起き上がることが出来ない。
「やべぇ…」
圭介は焦る。今圭介が倒れている場所は敵本陣。そして圭介の立場は…
「総大将、小野田君を討ち取って下さい」
絶対絶命。本陣の奥側にそびえ立つ棒を倒す前に終わるのか…その時。
「小笠原 拓斗!敵本陣を奇襲しに来た!」
拓斗率いる奇襲部隊が赤組本陣に突っ込んで来た。
「んな!不味い!!」
響は拓斗を止めにかかろうとしたが、何と動けないはずの圭介が響の身体を抑える。
「今だ小笠原!!」
「させるか!」
響は圭介に手刀喰らわせる。そして圭介は気絶させられた。
そのあとに拓斗は棒を倒した。
花火が上がった。色は…白。
「何故だ!?」
「あら!?」
「えっ!?」
「えっ何で!?」
響、零、安倍野、綾子は驚いた。
「先に私達が勝っただろ!」
憤りを感じる響。
圭介がゆっくり立ち上がる。
「お前ら…初めから騙されてたんだよ…。総大将は俺じゃない」
「馬鹿な!?現に君は総大将として登録していただろう!!」
安倍野は圭介に向かって叫ぶ。
「確かに昨日までは登録していた。けど今日の朝に変えて貰ったんだよ無断で」
「!?」
安倍野は見切った。
「成る程、無断で変わってもらったと言うことは君が総大将ではないと言うことを知っているのは誰も居ないのですね」
「その通り、だから情報は漏れる事は無い」
「つまり私達は偽総大将を討ち取ったということですか」
安倍野は落胆した。
「じゃあ結局総大将は誰?」
綾子は圭介に聞いた。
「アイツだ」
圭介が指を指した方向に居たのは小笠原 拓斗である。
「奇襲部隊に総大将が居るとは思わないだろうし、何より頼りになる男子はアイツしか居ないしな」
「やられました。完敗です」
安倍野は手を差し伸べる。圭介は差し出された手を強く握った。
「もしかして君が堕天使化して血を吐いたのは彼の奇襲の時間稼ぎですか?」
安倍野は圭介に聞いてきた。
「…あぁそうだよ」
反応が遅れた。
一体圭介の身体の中で何が起こっているのか、それはまた違うお話で。




