幸せは歩いてこない。だーから歩いて行くんだね!by綾子←そうなんだ。by圭介←納得するのかよ。by響←1日…何歩?by綾子←一歩。by零
生徒会総選挙にて重要なもの、それはマニフェスト。
大坂 四郎の場合。
「我が生徒会長になったら男女友好にし、そして男子生徒全員が彼女を作れる環境を作ろう!」
小笠原 楓の場合。
「男女との交遊関係を禁止。制服の徹底管理。敬語推進。」
島田 零の場合。
「生徒の要望をできるだけ叶え、差別の無い学園生活を保証します」
この段階で零がかなり有利だった。
生徒の支持率93ーセント(新聞部調査結果)
この結果に不服のある大坂は放課後、彼女作ろう部を2年2組に招集した。
「納得がいかないでござる!」
大坂は教卓をおもいっきり叩いた。
「その通りだ四郎!何でお前の支持率が6パーセントしか無いんだ!」
「6パーセントもあんの!?」
マジで驚く圭介。
「ちなみに小笠原は1パーセント何だよ」
拓斗は圭介に言った。
「まぁあのマニフェストならしょうがないか…」
圭介は頷いて言った。
「このままでは我は敗北しか無い…何とかして支持率を上げなくては!そうやられる前にやる倍増しだ!」
「意味わかんねーよ!」
圭介はとっさにツッコム。
「選挙まで3日、何とかするぞ!我らの青春のため!」
高らかに腕を挙げる。
「部長~俺彼女欲しいっす!」
「副会長と付き合いたい~」
「俺は安藤さんと!」
他の部員達が大坂に叫ぶ。
「部長は俺だし、つーか零と付き合いたいって…」
圭介の中にもやもやしたものが現れた。
「何だろう…」
「どうした圭介?」
拓斗が聞いてきた。
「いや、何でも」
軽く答えた。
「やっぱり副会長を落とせばいいんじゃないすか?」
「俺達の誰かが島田副会長と付き合えば…」
「あー最高だなぁ…」
「そして彼氏になって、会長の座を諦めてくれって言えば!」
モテない男子達の妄想が膨らむ。
イラついてくる圭介。
「やっぱさ~副会長胸でかいよな」
「しかも美人だし」
「この前何かさ、2次元オタクは嫌いって言ってたしさ、それで俺3次元に戻ってきたし!」
「俺もだよ!やっぱり2次元より島田副会長だよな!」
「「だよな~!」」
ついに圭介のイライラはピークにたっした。
「いい加減にしろ!」
しかし怒鳴ったのは圭介ではなく大坂だった。
「今は選挙の事だけを考えろ!敵に惚れるな!」
今の大坂は何処か格好良く見えた。
その日の夜、圭介と零はいつも通り夕飯を食べる。
圭介の顔は何処か暗かった。
「どうしたの?美味しく無い?」
零は圭介に言った。
「んなことねーよ。いつも美味しいし凄く感謝してるし…」
圭介は言葉がつまった。
「なら学校で何かあったの?」
「んまぁな」
圭介は何を言うか考えた。
「あっほら!何で零は生徒会長になろうと思ったんだ?」
「何でって…何でだろう。いつの間にか今の生徒会長が私を推薦立候補したからかな。それがどうかしたの?」
「いや、何でも」
「隠し事は無しよ」
零は圭介の鼻を突っついた。
その笑顔が何故か素敵だった。
「顔赤いわよ」
「えっ?なっ!?」
零は笑った。
もしこの事が彼女作ろう部が知ったらどうなるのか。
圭介はふと思った。
『間違いなく殺される…』




