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俺はガチで中二病なんかじゃない!!  作者: のとに館長
夏休み編
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ナンパなら俺様に任せろ!by拓斗←うざい新キャラでーす。by圭介←ふははは、楽しくなりそうだ!by大坂←楽しくねーよ!by圭介

夏休み最後の日、

島田(しまだ) (れい)は生徒会に呼び出されて居た。


「風紀委員会ですか」


零は書類を見た。


「明日の始業式から活動してもらうからそのつもりでよろしく~」


生徒会長は団扇を扇ぎ言った。


「わかりました。それでここに書いてある人が委員長で良いのですね」


「そうだよ」


ペットボトルのお茶を飲む生徒会長。

全くだらしないとしか言いようがなかった。














同じ時刻2年2組で男達は集まっていた。

予想はつくであろう。


「けっこんかっこんごほん、よくあつまってくれた同士達よ!」


「咳払いうぜーよ」


小野田(おのだ) 圭介(けいすけ)大坂(おおさか) 四郎(しろう)に冷静につっこんだ 。


「良いか皆のもの!今日で夏休み最後である!しかし彼女が出来てない我々にとってはこれで終わるなど言語道断!!」


大坂は教壇を叩く。


「皆のも戦うは今ぞ!!」


「おー!!」


教室一杯に男達の声が広がる。ざっと30名だろうか。


「それでは任務を発表する!」


そして大坂は黒板にこんなことを書いた。


明南寺の戦い


「皆も知ってる通り今日は明南寺で祭りがある」


「初めて聞いたぞ」


「黙れ小野田殿!!良いか祭りと言えばナンパだ!!最後の日位はナンパして彼女をつくろうではないか!!」


「馬鹿だろお前馬鹿だろ」


「ナンパなら俺様の出番だ」


「誰だよ!?」


圭介はいつも通り突っ込みまくる。そんなツッコミを無視して立ち上がった男。

無駄に多い筋肉、されどモテなさそうな雰囲気を出す男。


「お主は2年6組 小笠原(おがさわら) 拓斗(たくと)!!人呼んでナンパマン!!」


「だせーなおい!」


「俺様がいる限り皆もう安心しろ!必ず彼女を作らせてやる!」


拓斗は親指を立て歯を見せて笑う。それがどこかキモチ悪い。


「皆もう我らに怖いものはなぁい!今こそ出陣じゃぁあ!!」


「おぉぉお!!」


「流れ的に俺も行かなきゃ駄目?」


圭介は呟いた。















明南祭。明南市で最も大きいお寺で開かれるお祭りとだけ説。


その祭りに男30名が乗り込んだ。華やかな祭りが男気ある祭りになった気がした。


「ではナンパマン、例の作戦で良いのか?」


大坂が拓斗に聞いた。


「勿論!これは俺のナンパ術の中で最も効果のある方法だ。言わば秘伝の書だ」


「おお、頼もしいぞ」


「何処が?つーかナンパ成功して彼女居ないのはどういう事?」


「さぁ行くぞ!」


「いや話し聞けよ!」


拓斗は圭介を無視して10名ほど連れていった。


「ならば我も、行くぞ!」


大坂も10名連れて行った。残り圭介を含め10名。


「あー俺知らねぇ」


圭介は余った部員を見て言った。


「お前らいかないのか?言っとくけど俺は帰るぞ」


一人の部員が圭介に言った。


「いや小野田さんナンパの仕方教えて下さいよ」


「はぁあ!?」


「だって唯一小野田さんがこの部の成功者だし」


他の部員も言う。


「それにあの小笠原ってやつナンパ成功率0.1パーセントですよ!」


「低いなぁ」


「大坂の所に行ったって変な目で見られるのがオチですし」


「わかるよ~、それわかるけど俺ナンパの仕方わからないよ~」


「島田副会長と付き合ってるんでしょ!どうやってナンパして落としたんだよ!?」


「付き合ってねーよ!!ナンパもしてねーよ!!」


ごちゃごちゃ圭介に言ってくる部員。


「だぁあわかった。そんなに言うなら手本見せてやるよ!」


圭介は歩き始めた。それに付いていく部員。


して圭介の作戦は特に無い。ただブラブラ歩いて時間を過ごせばなんとかなるはずだ。


「小野田君あの子は?」


「あれは駄目だ隙が無い」


「じゃああの子は?」


「彼氏が居そうだな」


「あの子なんかいいんじゃね?胸大きいし」


「もっとハードル低く」


「「ナンパする気無いだろ!!」」


早くもバレた。圭介は辺りを見回す。


『くっそ、誰か居ないか?』


心の中で叫ぶ。すると見知った顔が居た。

悪魔研究部部長 三島(みしま) 綾子(あやこ)だ。綾子は眼鏡をしていなかったが顔は間違いなく本人である。


『良いとこに居た!』


圭介は綾子に近づいた。それを他の部員は見つめる。


圭介は綾子に話しかけた。


「部長こんなところで何やってんの?」


綾子は首をかしげた。


『あれっ?なんかおかしいぞ』


圭介は更に話しかける。


「よかったら一緒に回らない?」


綾子はじっと見つめる。そして


「あのどちら様?」


と言ってきた。圭介は嫌な予感がした。


「あの三島 綾子さんですよね?」


「いいえ」


やってしまったぁあ!!

彼女は綾子のそっくりさんだった。


「ぁあごめんなさい!つい似てたものですみません!」


圭介は頭を下げる。


綾子似の女はニッコリと笑い。


「いいえいいんですよ。実は私 三島(みしま) 佳子(けいこ)と言います」


「えっ?」


名前まで似ている。これには圭介も驚く。


「へぇ凄い偶然ですね」


「そうですね」


二人は笑っていった。

とりあえず圭介はこの場を去ることに決めた。


「じゃあこれで失礼します」


「あっちょっと待って下さい」


「はい?」


圭介は振り向く。


「良かったら一緒に廻りません。私一人で廻っていたのでその声かけてもらえたの嬉しかったですよ」


「えっあはぁ…えっ廻る?」


「はい」


圭介ナンパ成功。

それを見た部員は


「流石小野田君だ!俺たちもやるぞ!」


皆やる気になっていた。
















圭介と佳子は色々な屋台を見回った。カタヌキ、射的、金魚すくい、その他もろもろと楽しく遊んだ。


ついこの間松城市で元親に会い腹立たしい気持ちがあったが今はそれすら感じなかった。


もう9時だった。帰る人もいた。


「佳子さんもそろそろ帰る?」


「そうだね、明日学校だし」


「何処の学校?」


明黄(めいおう)高校だよ」


「聞いた事無いな」


圭介は笑いながら言った。


「そうか…明彩学園の近く何だけどな」


「えっ本当に!?俺明彩だけど」


「知ってるよ」


「何で?」


「だって君有名だよ」


佳子は大笑いして言った。


「もしかして中二病で?」


「ううん、もっと他の事で」


佳子は首を横に降った。

圭介は首をかしげる。


「そろそろ帰るなきゃ、じゃあね」


「あっ何なら送って…って消えちゃった」


佳子は走り去った。


「俺も帰るか」


圭介は家に向かった。その圭介を木の上から見る人影が見えた。


「今日は楽しかったよけーすけ君、今度会うときは放課後の魔術師として現れるよ。うふふふ」


そして闇に消えて行った。







こうして彼らの夏が終わった。



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