番外編、ゴーグルが買えないなら眼鏡を買えば良いじゃない。byよしね←プールに入れないならお風呂に入れば良いじゃない。by茜←馬鹿にしてんの?by圭介←うん。byよしね&茜
まさか学校のプールで溺れる奴が本当に要るとは、砲丸が足に当たったという生徒は今までにも見たことはあったのだか、これは色々と問題であった。
「その歳で泳げないのは…」
圭介はプールの隅に体育座りをしていじけた。
「だからプール何て…」
よしねは圭介が初っぱなからテンションが低いと思っていたが、まさかプールが苦手だったからテンションが低かったのかと理解した。
山奈先生はビート板を持ってきて圭介に渡した。
「良いか小野田。後30分で泳げるようにするぞ!」
と言った。
とある有名スポーツドリンクのCMでお婆さんがたったの30日で泳げるようになったのを見た事が有る。
それをこの教師は30分で泳げるようにすると言った。正直無理だと思う。
「まずは水の中で息を止める事と目を開けることだ」
そう言ってあらかたの手順を圭介に教えていざ入水。ものの10秒で上がった圭介。
どうやら鼻に水が入ったらしい。
今度は鼻をつまんで入水。3分潜った。
次に目を開けることだ。入水してからちょっとたって目を開けた。勢い余って左目まで開けてしまった。
しかし、すぐに目を閉じ水中から出た。
「目が…目が…」
「ムスカ大佐か」
山奈先生は圭介に突っ込む。
残り20分。今度はビート板を使って泳ぐ。色々レクチャーされて今度はビート板無しで泳ぐ。最初よりはまともになった。
指導から30分がたった。圭介は再び25メートルに挑む。ゴール地点には山奈先生が居る。
「よーい、ピー」
笛の合図で圭介はスタート。若干ぎこちないが最初の犬かきよりはましだった。足を床につけないよう泳ぐ。次第に声援が飛び込んでくる。それが力となり圭介は20メートルまで泳いだ。
『後少し…』
しかし、アクシデントが起こった。足がもつれて上手く泳げなくなった。
しかし、圭介は諦めず泳ぐ。そして水中からおもいっきりよく水面に出た。
その時圭介の顔に何か柔らかいものが当たった。黒く柔らかい二つの物体。
「何してんだ」
圭介は山奈先生の胸に飛び込んでた。
「どわああああ」
圭介が叫ぶ。
周りの女子からは変態コールが飛び交う。
「圭ちゃんのバカー!!」
よしねは怒っていた。そして
「何やってんですか!小野田殿!」
大坂もブチキレた。
「だから男子とプール何てしない方が良いって職員会議でも言ったのに…小野田!説教だ!」
「ええええ!!」
圭介は反論も出来ず連れ去られた。
プール授業が終わり普通の体育よりも10倍疲れた圭介。彼は着替えを終えて教室に戻ろうとしたとき
「小野田」
と山奈先生に呼び止められたのだ。
「まだ怒ってるんですか…」
「いや、それは既に言ったからもう怒ってない」
圭介は思う。
そりゃ10分以上怒ってたらもういいよな
「ところでだ。君のその左目…いや、やっぱり何でもない」
「左目…」
圭介は見られていたのだ。教師に見られることは厄介である。圭介の左目は赤く瞳の中に魔方陣が書いてある。
もしそれが教師に見つかったとなると、カラーコンタクトをしている等と思われ色々厄介なのである。
しかし、山奈先生は深く追及せず、
「ほら次の授業に遅れるぞ」
と言って何処かに歩いて言った。
山奈先生は昼休み、ある先生のもとへ向かった。
そしてその先生に相談した。
「うちのクラスの小野田って奴が居るんだけど、アイツ悪魔と契約してたんだ。どうする?」
ある先生は答えた
「へぇーやっぱり綾子ちゃんの言った通りだったのね」
ある先生はカップに入れた紅茶を飲む。
「上手く行けば本当に放課後の魔術師倒せるのかしらね…」
果たしてこのある先生とは誰か、そして山奈先生は一体何者なのか…、それは夏休みに入ってからわかることである。




