封印
ティーダ、だめ、絶対
「よっ」
にっこり笑ってティーダが近付いてきた。
「朝ぶりだね」
僕も手を挙げて答える。
「魔物討伐の依頼か?大変だなー」
ティーダは、僕の頭をフード越しになでる。
「うん、まあね。稼げる時に稼いでおかないと」
僕は足元を見つめながら、自然に答える。
「じゃ、仕事頑張って」
さり気なく横を通り過ぎる。
が、、、
「あ、忘れてた」
ティーダが、僕の後ろにぴったりくっついた。
「朝のハグとキス」
耳元でささやかれて、体が一気に熱くなる。
「こんな人通りが多いところじゃ無理だよ」
小声で答えるのが精一杯だ。
「じゃ、ちょっとこっち」
スーには待っているよう伝え、ティーダに付いていくと、街の出入口からは見えない壁のくぼみのようなところに引っ張りこまれた。
ティーダの影になって、僕の姿は周りからは完全に見えないだろう。
ティーダは、僕の胸やお尻を触りながら、 キスをしてきた。
しかも、すごく深いキス。
あちこち撫でていた手が、お尻の谷間をつたい、早朝まで散々ひろげられていたところを、ぐっとひろげる。
「んっ」
思わず声がもれる。
太ももを、生あたたかいものが伝う。
それでもキスは終わらず、さらに服の隙間からティーダの手が忍び込んでくる。
だめだと言いたいが、ティーダのキスから逃れられない。
「んーーーっ」
身をよじろうとするが、全く離れられないし、指の動きからも逃れられない。
壁を利用して、完全に僕は挟まれてしまった。
スーに助けを求めようにも、僕からスーを見ることも出来ない。
顔を動かすことすら、出来ないのだから。
そうしているうちに、首に何かが巻きついた。
いつの間にか、キスをしながら、器用にティーダは魔法を使っていたようだ。
それと同時に僕の魔力が、消失したのを感じた。
ティーダが僕の唇を解放して、驚愕している僕の目を食い入るように見る。
「これで俺のものだ」
ティーダの目にほの暗い何かが宿っていた。
監禁、だめ




