会話ってすごい
話せるスー
それまでの僕の会話は、ギルドと、買い物の時の店員とのやり取り。
あとは、魔物討伐の時の
「うわーーー!!スー!早くやれ!!」
くらい。
黙っていても、スーは僕についてくるし、魔物が居れば、前に出て戦う。
古い夫婦のように、しゃべらなくても阿吽の呼吸で、全てのことが出来たから。
最近では、スーに話しかけることが、めっきり減っていた。
そんな日々にも、さよなら!
「スー!楽しいな!ほら、木の実がなってるぞ!美味そう」
依頼達成のため、例の森に来ていた。
今日も、小型の魔物討伐。
近くの畑に被害が出てるから、頻繁に討伐が必要らしい。
詳しいことは知らないし、知る必要も、そんな余力もない。
ただ、僕たちは、依頼達成して、今日のご飯と寝るところを得る。それだけだ。
「私は食べません。ホムンクルスは、主の魔力で出来ています」
録音された音声を聞かされているようだけど、それも新鮮で、僕はスーと話すのが楽しくて仕方なかった。
「じゃあ、僕の魔力を定期的に注ぐよ!まかせて!」
これまでのひと月あまり、一度も注いでなかったから、スーは倒れたんだ。
週1くらいで、注いでおこう。
もしかしたら、もっと上手く話せるようになるかもしれないし。
僕は、話し相手を得て、あまりの嬉しさに、討伐のことなんて頭から飛んでいって、ピクニック気分になっていた。
目の前の状況を理解するまでは。
子供だから、読めませーん




