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真武外伝

子檀嶺城始末―こまゆみじょうしまつ―

「真田対徳川なら絶対に徳川が勝つに決まってるから真田は見限る。でも徳川軍の一員として戦場に出て痛い思いをするのはまっぴら御免。だから『徳川に味方する宣言』だけしておいて、終戦まで主戦場から離れた山城に引きこもる作戦」
を実行に移した杉原四郎兵衛。ところが、戦から半月ほど経過したのに「勝ったはずの徳川」からの使者が来ない。
それもそのはず。実は徳川軍はあっさり負けてしまっていたのだ!
やがて、四郎兵衛たちの籠もる山城に、真田の若殿が率いる一軍が迫り来る。
兵糧もやる気も尽きた四郎兵衛たちの運命や如何に。

-----✂-----

※今作は、旧作【子檀嶺城戦記】をリライトしたものとなります。
https://ncode.syosetu.com/n4068u/
 旧作をお読みいただいた皆様も、改めてご一読いただければ幸いです。

-----✂-----

【長めの粗筋】

真田昌幸が「占拠」する信州上田城へ向かって、徳川軍が攻め寄せる。
上州沼田の領有権争いから持ち上がった真田と徳川(&北条)の闘争は、真田の本拠地での大規模戦闘に発展した。
いよいよ戦が始まる、というその日、昌幸の嫡男・源三郎信幸は、父に命じられた通りに伏兵部隊を率いて支城へ詰めた。

同じ頃、二十名ほどの男たちが、主戦場から遠く離れた子檀嶺(こまゆみ)岳の古城に入った。塩田平の地侍・杉原四郎兵衛の一党である。
真田と徳川の圧倒的戦力差から徳川軍が勝つと予想した四郎兵衛は、
「徳川に身方する」
と吹聴しつつも古城からは一歩たりとも出ず、
「勝利するであろう徳川軍からの勧誘」
を待つという消極的策戦を取ったのだった。

しかし半月が過ぎても、徳川からの迎えは現れない。

それもそのはずで、真田勢に敗れた徳川勢は、すでに東信濃から撤退済みだった!

廃城で孤立し、事態を知る手段もなく、不安に苛まれる四郎兵衛に耳に、銃声が聞こえた――。


天正十三年(1585)閏八月。
後の世に、第一次上田合戦と呼ばれる戦の裏側で起きた、ほんの数日間の「反乱」の顛末。


※小説家になろうの規約で歴史上の人物を題材とした小説作品には「二次創作」タグを付けることが義務づけられているため、当作品にも「二次創作」タグが付けられています。
 しかし当作品はゲームなどの二次創作には当たりません。
 あらかじめご了承下さい。
染谷台にて
2021/12/08 16:54
よく喋る少女
2021/12/09 18:00
笑顔
2021/12/10 18:00
わきまえ
2021/12/11 18:00
有難い言葉
2021/12/12 18:00
六根清浄
2021/12/13 18:00
逃げる。
2021/12/14 18:00
己の価値
2021/12/15 18:00
一城の主
2021/12/16 18:00
聖域
2021/12/19 18:00
この浦舟に帆を上げて
2021/12/20 18:00
物惜しみ
2021/12/21 18:00
鉄と鉛の雨
2021/12/22 18:00
上州路へ
2021/12/23 18:00
そこは染谷台
2021/12/24 18:00
れっきとした侍
2021/12/25 18:00
たった一城
2021/12/26 18:00
取らぬ狸
2021/12/27 18:00
山伏・悟円坊
2021/12/29 18:00
小賢しい殿様
2021/12/30 18:00
信州丸子城
2021/12/31 18:00
撤退命令
2022/01/01 07:00
よく効く薬
2022/01/01 18:00
くすりがゆ
2022/01/02 18:00
敵襲!
2022/01/04 18:00
二人の侍
2022/01/05 18:00
碁盤の上
2022/01/06 18:00
戦術単位
2022/01/07 18:00
見返りの搭
2022/01/08 18:00
法螺を吹く
2022/01/09 12:00
仲間の手柄
2022/01/09 18:00
兄弟
2022/01/10 18:00
弾抜きの早合
2022/01/12 18:00
出陣
2022/01/13 18:00
開戦、そして終戦
2022/01/14 18:00
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