70/70
67頁
最終話となります。ここまで読んでくださった方々、有難うございます。
もう世界を移動する事にした。
暇なので。
城のみんなに伝えたら、一同着いてくると言ってくれた。
城ごと移動は不味いかな、と考えながら王様のところに行った。もうこの世界から居なくなると言ったら、寂しくなると答えた。
私や桜ちゃん、アテナは空間系の魔法を使えるので手軽だが、イムルや2人、他のみんなは違った。
機械兵達も着いてくるので100人を超える大所帯となる。
私が扉を開いたところは、灯りがキラキラと輝き、人々の喧騒で溢れる一市街だった。ほんのり硫黄の匂いもする。
2人が知る温泉街だった。
ここを拠点として考えると色々とするべき事がある。
はぁ、城ごと移動させれば楽だったかな。
ここから新たなるダラダラとしたら生活が始まるのだろう。




