(腐)女子トーク!
題名のまんまですー。
こんにちは、優李です。
えっと、今日は男子と女子に分かれてお話をして、親睦を深めようの会……らしいです。
早速、梓先輩がにこにこで口を開きました。
梓「で、みんなは好きな子いないのー?」
皆「!!」
菜穂「アズ先輩、何て事を言い出すんですか!」
菜穂、早速慌ててます。
気持ちは分かるけどね……うん。
咲「菜穂ちゃんは居るんだ?」
菜穂「うぇ?えっと、そのぅ……。」
慌てすぎると、バレバレで狙われちゃうのがオチです。
千津「あ、もしかしなくても……」
菜穂「ショウくんだって言っちゃダメ!……あ。」
あーあ、口滑った。
その後、ニヤニヤの先輩方にいじくり倒された菜穂ちゃんでした。
私はニヤニヤと傍観してました。
そして約10分後、疲れ切った様子の菜穂ちゃんが、千津ちゃんに向かって言いました。
菜穂「お姉ちゃんだって、セイセイの事好きでしょ!?」
千津「えっ?そ、そんなこと……」
その時、星くんがこちらを向き、千津と星くんは見つめ合う形に。
あーあ。
そして、また、ニヤニヤに戻った先輩方に10分にわたって、いじくり倒された千津ちゃんでした。
私?勿論、ニヤニヤで傍観してました。
梓「さて、……栞ちゃんは?」
栞「私は、ずっとお兄さんに片思い中ですから。」
寂しそうに笑った栞先輩。何だかみんなのテンションが沈んでしまった。
梓「そう言えば、咲は?」
早苗「確かに。想像つかないです。誰ですか?」
みんながワクワクと見つめる中、咲先輩はこう言った。
咲「それよりも私は、稔くんと一夜くんが気になるかな。」
梓「確かに!どっちがどっち?」
早苗「一夜くんの方が、背がちっちゃいですよね!」
栞「でも、普段しゃべらないからこそ、攻めるんじゃん?」
早苗「あー!そうかも!」
咲「どっちでもいけるよねー!」
……先輩方。腐女子でしたか。
梓「一夜くんが言葉に出してくれなくって、稔くんが『好きって言って……?』とか、上目遣いで言うのもいいと思う!」
優李「あーあぁあ!先輩方!すとーぷっ!」
早苗「どうしたの?優李ちゃん。」
楽しむのは大いに結構です。
ですけど。
優李「千津と菜穂の目が点です。」
千津と菜穂は純粋なんです。
布教ダメ絶対、です!
梓「あー……何だっけ?理想の身長差っていうのがあるらしいよ。」
梓先輩、慌てて話題を変えました。
そうですね、good判断です。
早苗「でも、理想の身長差ってどうしてそうなんでしょうね?」
栞「前に、咲先輩が言ってましたよね?えーと、12cm……でしたっけ?」
咲「うん。12cmは、キスしやすい身長差だよ。」
優李「でも、片方が座ってたりしたら、意味ないですよね?」
梓先輩達から、「おー、確かに!意味ねー!」
等という声があがった後、咲先輩がボソリとこう言いました。
咲「もう、押し倒しちゃえばいいと思う。」
早苗「……それって、どっちが上ですか?」
その後の話題がピンク一色だったのは、仕方のないことですね。
はい、わかってます。諦めました。
話し終わった後も、千津と菜穂は内容を把握していなかったようなので、それだけは良かったです。
……実は、半分ぐらいリアルであったことですー。
男子の数が違うくらいで←