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第11話 これからどうするか

一行あらすじ


親友の女に人気のゼノンが女の子になっていた!。そして、母に勘違いされ殴られそうになった。

玄関前で僕らは突っ立っていた。


「あらやだ!私、勘違いしちゃってたのね~!!」


母はあせあせと口を隠しながら笑っている。


「そうっすね。ははっ・・・」


ゼノンは僕の顔をチラッと見ながら、引きつった笑みを見せている。


「あらっ、ゼノンちゃん!。本当に女の子の声みたいね~。ねっ!アスタル!」


母が僕に笑顔でそう無理に話しかける。

まるで、すねた子供を無理に宥める様に・・・。


「そうだね」


僕は母の顔を見ないで、返事をした。


「あ、アスタル!、間違いなんだから許してやれよ」


ゼノンが僕を諭すそうとしている。

僕はゼノンの方をチラッと見た。

ゼノンは、「あっ」と一文字だけ言い、目を逸らした。

 それは逸らすだろうよ。こんなに紫色に腫れた顔だったら、誰でも目を逸らす。


「あ、アスタル~?・・・・もしかして、まだ怒ってる?」


母が困ったような笑みで僕に近づいてきた。

 その「まだ」は余計な気がして更にイラッと来た。


「怒ってないよ」


僕は母を見ない様にそう言った。


「あ、アスタル~!!」


突然、母が僕の胴にハグをしてきた。


「ちょっ!!、ゼノンがいるから恥ずいって!!」


「ママが悪かったから~許して~~」


僕の服に涙と鼻水をつけながらそう叫びちらかす母は見ていられずに「分かったよ・・・」とため息を吐いた。


「本当にもう怒ってない?」


「怒ってないよ」


「嘘ッ!」


 め、めんどくせーー、コレがちゃんとした親子ならちょっとアレだし、そんな馬鹿なカップルみたいな会話を母としてるってもなんか変な気分だ。


僕は、ため息を吐き、ゼノンに目を向けた。


「ゼノン、皆でご飯食べた場所は窓のガラスが散乱してるから僕の部屋で話そうか」


「う、うん。分かった」


ゼノンは母と僕の中を苦笑いしながら頷いた。


「あ、その前に」


母が僕の服に鼻水をつけながらゼノンの方に振り返った。

母はそのあと、直ぐに手で鼻水を振り払ったが、その鼻水は僕の服にドロっとついた。

エロ漫画でパイずりされた後のパイのその時のパイの気持ちが分かった。気分が下がる。


僕は母の方に目を向けると、


「ちょっ!!」


挿絵(By みてみん)


母がゼノンのズボンを下げていた。

 思わず鼻血が勢いよく出てしまう。


「おい!母さん!やめろって!!」


鼻を抑えながら母に指をさしそう注意した。


「凄いわ~、アスタルも見て見な。すっごく綺麗だよ?」


 そんな、千尋の母親が豚になるご飯を屋台で食ってる時に言ったような感じで母は顔色も変えずにそう言った。


「ぐぐっ!、力強いッ!」


ゼノンがズボンを上げようとするが、母の力が強いせいでぜんぜん上がっていなかった。

 僕の力はこの人譲りだという事が分かる。


「ふふっ、ゼノンちゃんが女の子になったからおばさんよりも力が弱くなったんじゃない~?」


とニヤニヤとしながらゼノンのズボンを未だに下に引っ張っている僕の母。

 もうやめてくれ~、ゼノンのあそこが見えそうだ。

僕は自分の頭が熱くなるのを感じた。


ゼノンの下腹部から顔に目を向けると、ゼノンは顔を真っ赤にしていた。

さっきの母の言葉が効いた様だった。


「ぐ~~~」


ゼノンは今にも怒りそうな顔をしていた。


「あっ、胸の方も見なきゃ」


母はゼノンのズボンを離し、両手で服の下側を掴んだ。


「キャ!」


「」

「」


その時、騒がしかったわが家が静かになった。

母もゼノンの服を離していた。

ゼノンは伸びたズボンと伸びた服を抑えながら床にへたり込んで、涙目になっていた。


沈黙を破ったのは、母の汚い声だった。


「ゼノンちゃん。今、「キャッ!」って言ったよね?。」


「」


ゼノンは顔を俯かせたままだった。耳が赤くなっていた。


「女の子みたいにねぇ~~?、アスタルも聞いたよね~~?」


ここで僕に振ってくるのかよ!。

僕は口をパクパクとさせるのが限界だった。


「ゼノンちゃん!。貴女はもう女の子です!!。孫が見たいんです!!。」


やっばこの女・・・。こんなのが母親なヤツは可愛そうだ。


「うううぅううう」


「!!」

「!!」


「母さん!!」


「あっ!!」


ゼノンがマジ泣きをしてしまった。

顔を両手で隠したまま、声を殺している。

これは、子供の頃を知ってる僕にしか分からないマジ泣きだ。


「ああっ!!ゼノンちゃん!、さっきのは冗談よ!!・・・・孫は遅めでもいいわ、へへっ」


「母さん!!ふざけないでちゃんと謝ってよ!」


「うぅうううう」


ど、どうしよう!。

僕は辺りを歩きながらあせあせと焦った。


「ゼノン!、一旦僕の部屋に行こう!!」


「ううううぅうう」


僕は泣いているゼノンの抱い上げた。


「アスタル!!男をみせる時が来たのね!」


その時の母はなぜか目をキラキラとさせていた。


僕はドアを開け部屋に入り、自分のベットにゼノンを放り投げた。

ゼノンがベットでバウンドをするが、そんなのもお構いなしに、顔に両手を張り付かせたままマジ泣いている。


「ゼノン!泣き止んだらノックして!」


そう言い、僕は部屋の外にでた。


「ふぅ~、これで良し!」


「・・・・えっ、なんで、アスタルまで出てくるのよ!!」


「はい?・・・あぁ、あのね。」


僕を責めるように見る母に僕は指を指した。


「母さん。あなたは、息子の友人を泣かせたんだよ?しかも、私的な理由で、それ分かってる?」


「そ、それは~~」


母はそっぽを向いたままもじもじしている。

全くこの人は、母親という事をたまに忘れてしまう。


「あっ!!掃除しましょ!!掃除!!」


話をそらしやがった・・・。


「はぁ~~~。分かった、掃除をしようか。」


僕はため息を吐き、少し面白くなり微笑をした。


15分後


「あっ、そこガラス気を付けて」


「危なかった~。アスタルッありがとッ」


「はいはい~」


ホウキでガラスを集めている所だ。

 

「悪いわね~。ママがばらまいたガラスなのに~」


「いや、あの女神が悪いよ、母さんは悪くない」


「そう~?。というか、あのハレンチな恰好をしている子って女神なの?」


「一応は本当っぽいよ。なんというか、感覚が会ったことのある魔物とも違うような気がした」


「へぇ~、よく分からないけど、アスタルがそういうならそうなんだろうね~」


「・・・・」


母はなぜか、僕の話を否定をしない。笑顔で聞いてくれ、信じてくれる。

 そういうものなのだろうか?。

だから、僕は母に元いた世界の話をすることはない。

 正確に言えば一回話をしたのだが、母のあの顔を子供の体の時に見た時に、母にはもう、この話はしてはダメな事が分かった。


コンコンッ


「あっ、ゼノンが泣き止んだみたいだ」


「どうする?ママも行く?」


「行った方が良いんじゃない?、あとあとめんどくさくなってもアレだし」


「そうね~」


僕はガラスをちり取りで集めて、その場で一旦放置して、ゼノンがいる僕の部屋の前に来た。


コンコンッ


「ゼノン、入るよ」


そう言いながら部屋の扉を開けると、ゼノンは僕の布団で体を隠して顔だけを布団から出していた。


「・・・泣き止んだ。話をしよう」


ゼノンは鼻をすすりながら赤くした目元を僕に向けた。


「あ、うん」


ドキドキ・・・・


「ぜ、ゼノンちゃん?、あのごめんね~?。」


母が僕の後ろから顔をだし、無理に作った笑顔でゼノンに謝った。


「・・・・アスタル、コレからの話をしよう」


「無視!」


母はそう言い、背中を丸めながら部屋の外に出ていった。


「おちゃ、入れて来るわ~・・・。」


部屋には、僕とゼノンだけになった。


「ゼノン?こんなに暑い日に、布団って大、大丈夫?」


「・・・いいよ、気にしないでいい。今は話をしよ、コレからどうしたらいいかっての・・・」


ゼノンは泣き疲れた様子だった。

 女の子になったから、疲れやすくなったのかな?、そういうのあるっていうし。

 ん?、ちょっと待って。


 この状況って、ゼノンと二人きりって事?。


 ゼノン(女の子)と部屋で二人っきり?


「アスタル・・・、どうした?」


 ゼノンは長いまつ毛を被った黄色い瞳を僕に向けた。


。。。面白ければ、ブックマーク、評価をお願いします。

感想!!!アドバイスお願いします!!

この物語はフィクションです、実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・




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