表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
仏に逢うては仏を殺せ 父母に逢うては父母を殺せ  作者: よねり


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

55/78

55


 牛の言葉が頭から離れなかった。

 この島に来て、いろんなことがあって、やっとこの島で生きてゆくことを決めたのに。

 妻の寝顔を見ながら、妻が寝ている寝台の奥にある、あの壁に彫り込まれた言葉を思い出す。

 せっかく妻を取り戻せたのに、この島から逃げ出すなんて考えたくなかった。

 逃げ出すと言えば、彼はどうしただろう。ヘルヴィムのことを思い出す。

 外を見ると、まだ雨が降っている。雨期はいつ終わるのだろうか。

 ああ、頭痛がする。それと、どこからか猫の鳴き声がする。

 僕はそのとき初めて気付いた。猫の鳴き声は何度も聞いているのに、猫の姿を全く見ていないことを。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ