4/60
03 HELP
滝のように流れていく習得可能スキル。
それを見ながら僕は、ちらり、川島くんの死体に目をやった。
もう動かない、泣かない、笑わない彼の顔。
僕はどうしてか、そこになにかの感情を見いだそうとしてしまう。
けど、それはなんだか、とても失礼な気がした。
死人の声を代弁するなんて、犬猫に声をあててるおばさんより不愉快だ、なんて僕はどうしても思ってしまう。
……そうか、だから人が死んだらこうするんだ、と思って僕は、冬服のブレザーを脱いで彼の顔にかぶせた。
「……さよなら、川島くん」
色葉が僕の横に寄ってきて、彼女も言った。
「川島くん、さよなら」
そうして僕たちは廊下が静まったスキを見計らい、色葉がこっそり合鍵を作ってある、同じ階の図書準備室に向かった。
※後書き
どうにか読みやすくわかりやすいステータス画面、スキル解説を書けないかと思っていたら、アドビに手が伸びていました……デザインセンスのアレコレは勘弁しておくんなまし……AB Kirigirisuフォントは偉大……!
※まとめ
・竜胆と色葉、色々準備するために、図書準備室へ……




