亜人の王国
山の中に入る方法を探すために立ち去ろうとした時、見覚えがある姿が現れる
「すまない。私たちを入れてくれないか」
「なんだエルフが何のようだ?」
三人のエルフ。サニル達だ
「私はサニル・フルメリア。エルフの国の王子だ。今回は新たな取引先を探すためにやって来たんだ」
サニルは身につけていたペンダントを見せつける
「これが本物…通っていいいぞ」
「ありがとう。ああ、それと彼も通してくれ。私の連れだ。」
サニルはこちらを指をさす
「本当か?」「間違いないよ。そうだろアル?」
疑いの目でこちらを見てくる守衛の獣人
「そうだ。ここに来るまで守ってやったしな」
「ふん、まぁどうでもいい。通っていいぞ。」
何とか入れたが…
「本当に便利だな。王子という身分は…」「使えるものは使わないとね」
得意げな顔をするサニル。
「君は大罪を探しているのだろう?大罪がここにいるのなら
バウヒューに居る可能性が高いだろうしね」
「バウヒュー?」
「山の中の国、身分が高い亜人達のみ入れる場所。それがここ…バウヒューです」
サニルと前を歩いている最中に後ろからハイナが説明してくれる
「山の欠けた場所を住めるように掘った場所、なのかここが…」
目の前に広がる岩を削り出しただけでなく、様々な宝石などで彩られた建物がたくさんある
欠けていた場所から作られたのだろうか屋根のようになっている山の横から光が入り、
街の中は真っ暗ではないが月明かり程度だ
住人の質も外の獣人達とは全く違う
行き交う人々は高価な装飾品を身につけている
「外とはまるで違うな。建物も住人も…」
「鉱脈や商売の代表たちでしょうね。やはり貧富の差が激しいですね。」
ハイネも周りを見て、何か思う所があるようだ
「君の力を使えば人を、ミカを探し出せる…だろうノア?」
「アンタの妹か…できるだろうが、手伝えないな」
「私たちを戦いに巻き込むからかな?」
「それもあるが…もう一人の大罪の影響かな『ここにいる』今はそれしかわからない」
「それは本当か!ならここにいることが分かっただけでも助かるよ!」
「あとは自分で探すんだな。じゃあ俺はまた情報を集めに行くよ」
再び別れて情報を集めに行こうとするとサニルに呼び止められた
「ハイナ、ノアについて行ってくれ。」
「…俺に護衛はいらない」
「君はこの街について知らないのだろう?いないよりマシなはずさ。頼んだよハイナ」
「お互い探し物が見つかるといいね。」
サニルとハイネは行ってしまった
俺も標的を探すためハイナと二人で行動をはじめるのだった。
読んでいただきありがとうございました




