6話
これなら、ハンターになるのだって、夢物語じゃない!
そう考えて、ヒカルは家に戻るのでした。
「はあ。やることない。」
正直、今日はケイロンのトレーニングで体力を使い果たした。
だらだら過ごすのもいいかもしれない。
けど。
これでいいのか?
せっかく、超越級のジムに入会したんだ。
もう、全財産を失ってる。
後には引けない。
逃げ場はない。
なら、やってしまおう。
「マーリンの授業ならできるかな。」
オーラ身法
トレーナー名 マーリン
ティリリング!
【マーリンを雇用しました!】
《初めまして。》
「よろしくおねがいします!マーリン先生!」
《ふむ、意気込みは十分な様だな。ならば、さっそく始めよう。」
マーリンは床に座った。
《君も、私と同じように座りなさい。》
ヒカルはマーリンの指示に従った。
《そして、体の感覚を研ぎ覚ますのだ。まるで、周りの環境を、自分の支配下に置くかのように。》
心が、落ち着いていく。
いま、マーリンの呼吸の速度が感じられる。
《ふむ、覚えが早いのだな。その感覚を忘れるな。それこそが、眠っている感覚、第六感。あえて、名づけるとするならば、直感。》
すごい。マーリンの動きが、目を閉じているのに伝わってくる。
「これが、マーリンの感覚なのか。」
《そして、それを発展させる。》
「それこそが、オーラってことですね?」
《そうだ。オーラとは、自身の丹田にあるマナを自身に身に着ける事を言う。》
ヒカルの問いにマーリンは答えた。
「どうすればできますか?オーラ身法。」
《直感をつかって自身の丹田を見つけるのだ。感じられる場所はそれぞれ違うが、3つしか存在しない。》
ゴクッ
「それは?」
《それは、脳に値する上丹田。心臓に値する中丹田。腸に値する下丹田がある。》
「わかりました。やってみます。」
よし、やるぞ。
確か、直感を使って丹田を探すんだったよな。
ふうー。
体の中に、何かを感じる。
漠然としたなにか。
脳に値する上丹田。
《ふむ、上丹田を使うのか。今日のトレーニングはこれでおわ》
心臓に値する中丹田。
《なに!?なぜ、二つ目の丹田が解放されている!》




