帰郷編・6『無個性』
■ ■ ■ ■ ■
儀式陣が一気に広がり、闘技場すべてを包み込んだ。
聞いていた話と違う。
ミレニアはすぐさま霊素操作を中断し、意識を警戒に切り替えた。
すぐに光は収まっていく。
目に見えた変化は何もない――がその直後、ルルクとサーヤ、そしてナギがフラリと倒れ込んだ。
「『生成操想』!」
とっさにスキルを発動し、三人の体をコントロールする。
何が起こったのかわからないが、どうやら三人とも意識を失っているようだった。そのままゆっくりと地面に寝かせてやる。
「あるじ!」
すぐにセオリーがルルクに駆け寄った。
サーヤは隣にいたリリスが介抱し、ナギはカルマーリキが肩を叩く。
「妾にもみせるのじゃ」
ピクリとも動かない三人に、順番に手を当てて容態を診る。
息はしているし生命力は変わらないままだ。肉体にはなんら問題はなさそうだが、意識を完全に失ってしまっている。
儀式は順調なはずだった。
だが最後になって、無理やり範囲を拡張されたような動きを見せていた。この場にいる全員が巻き込まれてしまった結果、ルルクたちだけが影響を受けたようだった。
事故か、あるいは誰かの作為か。
仔細はわからないが、ルルクたちがどうなったかなるべく早くに把握しておかないと。
「リリスよ、術式の痕跡は視えるかの?」
「やってみます……ですが、如何せん儀式陣が複雑すぎて、解析に時間がかかるかもしれません」
「かまわぬ。頼むのじゃ」
「わかりました」
「【王の未来】のみなさま、大丈夫ですか!?」
リリスと話していると、レンヤの手下の研究者が心配そうに駆けてきた。
この研究者に話を聞けば何かわかるかも、と思ったときだった。
「――『圧縮』」
エルニネールが、いきなり研究者に向けて極級魔術を放った。
なんの躊躇もない完全な不意打ちだ。
ただの研究者は肉体を圧縮されて肉団子に……いや、あれは!
「木箱じゃと!?」
さっきまで研究者がいたはずの場所には、粉砕された木箱の残骸が転がっていた。
呆然としたミレニアの耳に、乾いた拍手が響いてきた。
「いや~さすが魔王エルニネール。油断も隙も無いね」
研究者は、闘技場の隅に積んでいた儀式の備品箱のひとつに腰かけていた。
どこか面白そうにエルニネールに問いかける。
「もし僕が一般人だったら即死だよ? 少しくらい躊躇したらどうだい?」
「てき。ひつようない」
「うーん……せっかくだし君も勧誘しようと思ってたけど、やめておいた方が良さそうだ。能力も性格も僕の手に余るみたいだね」
「おぬし、何者じゃ!」
「おっと。戻すの忘れてたよ」
そう言って自らの顔に手をかざした研究者。
つぎの瞬間、彼の顔がぐにゃりと歪んで変化した。
真面目そうな研究者の顔が、どこにでもいるような平々凡々な青年に変わっていく。
記憶に刻み付けておかないと、すぐに忘れそうになるほど無個性な顔立ち。
それが誰か、聞くまでもない。
「ギルティゼア!?」
「数日振りだね、僕の好敵手ミレニア。元気そうで何よりだ」
ヒラヒラと手を振るギルティゼア。
マグー帝国の研究者に成り代わって潜入していたのか。
驚いて声を上げたのは、ライクラライアも同じだった。
「ギルティゼア、今度は何の用です!?」
「安心してよ女王様、僕は君たち獣王国に手を出すつもりはないよ。レクレスが迷惑をかけた借りもあるしね」
「ならなぜまたここに……」
「新しい予言があってね。僕たち【悪逆者】の邪魔になる存在を消しに来たのさ」
視線を動かし、気を失っているルルクたちを一瞥するギルティゼア。
狙いはルルクたちか。
ミレニアは気を失ったルルクたちを背に庇い、ギルティゼアと睨み合った。
「ルルクたちに何をしたのじゃ!」
「儀式陣を弄って、ちょーっと範囲を広げただけさ。魂を抜いて別の世界に飛ばすんだって? ははは、まさか三人も巻き込めるとは思ってなかったよ。うまくいったね」
「貴様……!」
「落ち着いて下さいミレニアさん。お兄様たちはまだ死んでません。挑発に乗ってはダメです」
頭に血が上りそうになったところを、後ろのリリスが冷静に抑える。
「すでに目的を達したならギルティゼアも逃げているはずです。挑発するということは、まだ目的を達していないのでしょう。おそらくはお兄様たちの肉体を破壊して、完全に息の根を止めるのが狙いかと。ここはリリたちでお兄様たちを守りましょう」
「そうじゃの……すまぬリリス。助かった」
「ふーん。意外と君たちって、僕の半身頼りのパーティじゃなかったみたいだね」
「貴様の半身……?」
「でもま、格段にやりやすくなったのは確かだね」
ギルティゼアが呟いた瞬間、彼の姿が消えた。
現れたのはミレニアたちの頭上。高速移動のスキルだ。
その体の周囲から、無数の剣が現れた。
「蹂躙せよ――『剣軍』!」
「『ファランクス』」
剣の雨はリリスが次元結界で防いだ。
驚くギルティゼア。
「君のソレ、予想以上に厄介な道具だね。まあこの程度なら――」
「『圧縮』」
「おっと」
エルニネールが即座に反撃したが、ギルティゼアはまたもや木箱と入れ替わって難を逃れていた。
「ポンポン極級魔術を撃つね……じゃ、僕もちょっと本気出すよ!」
足を止めたらエルニネールの標的になると知って、地を蹴って猛スピードで突っ込んでくるギルティゼア。
ルルクほどではないが速い。ミレニアですら目で追うのがやっとの動きだ。
その動きに最初に反応したのは、女王ライクラライア。
「させません!」
自ら前に出て、蹴りを放つ。
ギルティゼアは身を屈めて避けると、
「っと。邪魔しないでほしいなぁ」
「彼らは我が国の大恩人。黙って見ているはずがないでしょう!」
「まあそうだよね。でも君はちょっと待っててくれるかな? 『反転』」
「なっ」
追撃しようとした女王が、なぜか自分から距離を取って後ろにさがり、そのまま足を取られて地面に転倒する。
さらにはうまく立ち上がれなくないようで、混乱していた。
ギルティゼアは女王を放置してそのまま身を翻し、ミレニアへと突っ込んでくる。
「『生成操想』!」
「ははっ、君がいくら〝生者の王〟だろうが、僕は支配できないよ!」
ギルティゼアの姿がブレて二重に見えた。
前回同様、『生成操想』は無効化されてしまう。何かのスキルか権能か――いずれにせよ厄介だ。
それにミレニアのステータスは子ども並みだ。カンスト勢の蹴り一発で即死するだろう。
ただし、攻撃が当たればだが。
「『生成操想』」
「だから僕を支配はできない――」
「誰がおぬしを操ると言った?」
ミレニアのスキルは生物の操作と、物質の完全制御。
周囲に展開したヒヒイロカネの糸を操作し、ミレニア自身に接続する。重力や慣性を無視して自由に動く、自操人形モードだ。
「なっ! そんなこともできるの!?」
予備動作もなく高速で動き、ギルティゼアの蹴りをかわす。
そしてすれ違いざま、ギルティゼアの体に手を添える。
「『連鎖裂衝』!」
「ぐぎゃっ!?」
どんな防御スキルも貫いて体内に衝撃をぶち込む術式だ。ギルティゼアはたまらず悲鳴を上げて吹き飛んだ。さすがのギルティゼアも、これは防げなかったらしい。
内臓が破裂するほどの衝撃だったはずだが、怪我は何かのスキルのおかげで一瞬で治っていく。
とはいえ口の端に漏れた血がそのダメージを物語っていた。
「さすが賢者。思ったより苦戦しそう――」
「『グラビディパージ』」
「うおっ!?」
今度はエルニネールの範囲攻撃で地面にめり込んだギルティゼア。
だが、足止めできたのは一瞬だけだ。すぐに姿がブレると自由を取り戻し、重力圏から離脱する。
ミレニアはその動きを見て確信した。
「あの状態のときはスキルや魔術は効かぬようじゃな」
「ん」
「厄介な相手じゃの」
「厄介なのはこっちも同じだよ。だけどまあ、だいたい君たちの特徴は掴めたかな。攻略の要は君だね――『虚空の跳躍』」
「リリスちゃん、上!」
ギルティゼアがスキルを発動し、次元結界の内側に出現した。
狙いはリリス。ギルティゼアの手には、禍々しい色の短剣が握られている。
近くのカルマーリキが即座に反応して矢を放った。が、短剣で斬りつけると矢がドロっと溶けた。
どう見ても尋常じゃない武器だ。
戦闘員ではないリリスでは、急襲に対処出来ずに――
「させないもん!」
「なっ」
横からギルティゼアを殴り飛ばしたのはセオリー。
ギルティゼアは猛烈な勢いで飛んでいき、闘技場の壁に激突して地面を揺らす。
「あるじの大事なものは、我が守る!」
桜色の鱗を両腕に纏い、半竜化した姿の竜姫となっていた。
これが噂の『竜気現化』というスキルだろう。ルルクいわく、この状態のセオリーは実質カンスト越えのステータスに上昇するという。セオリーの切り札だ。
「ありがとうございますセオリーさん」
「うん!」
「あいたた。さすが真祖竜、なかなか効いたよ。でもまだ破壊の権能は使えないみたいだね」
すぐに立ち上がるギルティゼア。また間髪入れずに高速移動を始める。
エルニネールが隙あらば魔術を放とうとするので、最大限彼女を警戒してギルティゼアも慌ただしい。むしろエルニネールの攻撃をほとんど受けないだけでもさすがと言うべきだろう。
「なんて速さなのさ! これじゃ狙いが定まらない!」
「カルマーリキ、無理に狙わずともよい! セオリーとおぬしはリリスの護りに徹するのじゃ」
「わかった!」
「うん!」
「それと、ここにプニスケはおるか!?」
「プニスケさんはお部屋でお昼寝してます」
「ならば――」
ミレニアは迷わず、ルルクから渡されていた銀板――『プニスケ召喚板』を割った。
つぎの瞬間、目の前にポヨンと召喚される一体のスライム。
『ふわぁ……あれ? どうしたなの?』
「敵じゃ! ルルクが気絶しているいま、おぬしが頼りじゃ!」
『てきなの? よぉし、ボクにまかせるなの~!』
寝起きなはずなのに、途端に元気になった戦闘狂スライム。
高速で動き回りながら魔術やスキルで攻撃を仕掛けてくるギルティゼアに向けて、青銀の銃口の翼を生やした。
『にょきっ! どどどどーん! なの!』
「ちょっ!? なんだそりゃ!?」
無数に降り注ぐミスリルの弾丸。
一発だけでも城壁をもぶちぬく威力が、秒間数百発と降り注ぐ。しかも弾速はギルティゼアよりも速いので、プニスケが多少偏差を調整するだけで避けられるはずもなく――
「『空壁』『氷塊』『鉄の重鎧』――『大煙幕』!」
幾重にも重ねがけした物理防御スキルで、なんとか防いだギルティゼア。
そのまま煙を放出し、視界を塞ぐ。
『む~どこいったなの~?』
「プニスケちゃん、左に十三度、上に四度!」
『はいなの! ここなの!』
「惜しい! もうちょっと右!」
透視スキルを持つカルマーリキが、プニスケに的確に指示を出して煙幕の中に攻撃を続ける。
何発か掠めているらしく、ギルティゼアの苛立つ声が煙の中から聞こえてくる。
「やはり、弱点は物理か」
ギルティゼアの長所はスキルの多彩さだ。短い戦闘時間でもそれはわかる。
スキルは応用が広く発動も速いが、その分物理攻撃を防ぐのには適していないものが多い。ミスリルの硬度の弾丸を正面から魔術やスキルで防ぐには、オリハルコン並みの硬度を造り出す必要がある。
そんなことエルニネールでも難しいだろう。
やはり相性によっては、プニスケは我がパーティの切り札になり得るのだ。
できればこのまま押し切りたいところじゃ――ミレニアがそう思った瞬間だった。
「仕方ないな。使うか」
煙幕の奥から、ポツリとつぶやくギルティゼアの声。
いきなり背筋に寒気が走った。
とっさに叫ぶ。
「みな、防御を固めるのじゃ! 『生成操想』!」
「『ファランクス』!」
「『エアズロック』」
「――『封印』――」
ギルティゼアが手を叩いて何かを発動した。
……何もない?
いや、違う!
「『ファランクス』が消えたじゃと……?」
「ほ、他の魔術器も使えません! 『解析之瞳』も、他のスキルもです! みなさんお気をつけて!」
「わ、我も『竜気現化』が……」
「うちも『天眼』が使えない!」
『ふえ~。ボクもうまく動けなくなったの~』
仲間たちのスキルや、リリスの魔術器が軒並み発動できなくなった。
これはまさか――
「『魔弾』」
煙の中から、一筋の魔力の弾丸が飛び出してきた。
エルニネールの『エアズロック』が防いだが、魔力が歪んで空気の障壁が崩れてしまう。さては対魔術用のスキルか。
どうやらミレニア自身は問題なく『生成操想』も使えるし、他のスキルも発動する。再び『エアズロック』を発動したところを見るに、エルニネールも制限されてない。
おそらく王位存在未満の者のスキルや魔術を封じるスキルだ。原理的には〝秩序〟とは違うだろうが、おそらくは同じ神の権能だろう。
つまり、ようやくギルティゼアが権能を使って戦い始めたのだ。
「おぬしら! 妾たちの後ろに隠れるのじゃ!」
「さすがミレニアと言いたいところだけど、君たちのその小さな体で仲間を守れるのかい?」
煙の中から姿を現したギルティゼア。
平々凡々な青年。個性がまるでない、ただの青年にしか見えない男だ。
その雰囲気は、恐ろしいまでに研ぎ澄まされていた。
「できれば僕の権能は隠しておきたかったんだけどね……もはや出し惜しみはしないよ――『毒霧』」
「『ピリフィケーション』」
「『閃光』」
「『ダークボール』」
「『刃烈風』」
「『エアズロック』『圧縮』」
「おっと、ならこっちも――『瞬歩』」
一瞬でスキルと魔術が入り乱れ、不意を突いてギルティゼアがリリスたちの背後に高速移動をする。
遠距離はエルニネールに任せた。
なら近距離は、
「させぬ!」
ミレニアが担う。
張り巡らせた糸をギルティゼアに巻き付け、四肢の動きを奪う。だがやはり姿が一瞬ブレると、すり抜けられる。そのままリリスの首に凶刃が――
「『連鎖裂傷』!」
「そうくると思ったよ――『剥奪』」
体を割り込ませたミレニアの掌底をモロに喰らったギルティゼア。
だが吹き飛ばされながらも、権能を発動していた。
ミレニアの全身からガクッと力が抜ける。
「おぬし、何を……」
「ふふふ。ミレニア=ダムーレン……君の力、ひとつもらったよ」
怪しく笑うギルティゼア。
「妾の力じゃと……」
「へぇ、これが『風見鶏』か。空気の流れを感知できるスキルは色々と応用が利きそうだから、僕も初めて見たときから欲しいと思ってたんだよね。これは当たりだね」
「妾のスキルを!? まさか、おぬし……」
ミレニアは息を呑んだ。
確かに『風見鶏』のスキルが発動できなくなっている。いや、発動どころではない。スキルの気配すら感じられなかった。
スキルを盗む。
それがギルティゼアの権能か。
「まさか貴様は……」
長年、ギルティゼアは裏で暗躍しているだけだった。まともに対峙したのは今回が初めてだ。
いままでこの憎き存在が何の使徒かわからなかったが……今回、ようやく確信した。
存在格が同等以下の者のスキルを封印でき、触れた相手のスキルを奪うことができる。
そんなことができる権能は、ただひとつしか思い浮かばない。
「第7神エフィの、〝個性〟の使徒か!?」
「そうだよ。ステータスを弄るのは得意なんだ」
そう言って自らの顔に手をかざすと、顔や体格が別人に変化する。
青年から老婆、子ども、屈強な戦士に、艶美な女。
……あらゆる個性を操り、手に入れられる。そんなことができるなら、諜報活動はお手の者だろう。
そして触れた相手のスキルを奪ったり、奪ったスキルを他人に授けたりできる能力。暗躍するにはもってこいな権能だ。
長年、正体を掴めずにいた理由がよくわかった。
また元の無個性な青年の顔に戻ったギルティゼアは、
「さて、僕の力も理解してくれたことだし……そろそろ仕上げにしよう」
「ん。まだまだ」
「おっと悪いね魔王さん。君にはまともに戦っても勝てないだろうから、今回は卑怯な手を使わせてもらうよ――『臆病者の隠匿』」
また新たなスキルを発動した瞬間、ギルティゼアの姿がすぅっと消えた。
「『全探査』……いない」
「そんなまさか。いや、じゃが確かにあやつの生体反応が消えておる……」
ミレニアたちすら感知できなくなるということは、ただの隠ぺい系のスキルではないだろう。
もしや別の空間に隠れて移動できるスキルか?
このために次元結界を使えなくしたのだろうか。
「まずいエルニネール! ルルクたちを守るのじゃ!」
「ん――」
ミレニアとエルニネールが、慌ててルルクたちを防護しようとしたその瞬間だった。
警戒するリリスたちに囲まれたルルク、サーヤ、ナギの姿が忽然と消えたのだった。
気配も、痕跡すらも、まるきり残さずに。
「お兄様……? お兄様ぁっ!?」
リリスの悲鳴が、闘技場に響き渡った。
あとがきTips~〝個性〟の権能~
今回登場したギルティゼアの権能〝個性〟について解説します。
まず〝個性〟は第7の創造神エフィの権能の片割れです。もうひとつは、ルルクの数秘術の元になっている権能〝境界〟ですね。つまりギルティゼアが『僕の半身』と言っていたのは、ルルクのことでした。
神の祝福を受けて使える権能の力にはいくつか制限があり、ギルティゼアに与えられた祝福は『ステータスの操作・管理』です。これによりあらゆる相手のステータスを視ることができ、触れた相手のスキルを直接操作したり、空間内のスキルの一部を封じたりすることができます。ただし自分の上位存在(王位存在以上)には効果が薄まったり、効かなかったりします。ギルティゼアのスキルが多彩なのは、このおかげですね。条件を満たすと自分や一部の相手は肉体面も操作できるので、完全回復や不老・変身などが使えます。気付いていた方もいるようですが、この力でかつて身体性が女だったレクレスを、自認性に合わせて男に性転換しました。
ちなみにここまで聞いて気づいた方もいるかもしれませんが、サトゥルヌが使っていた『簒奪』は、第7神エフィの権能を模倣した魔術系スキル(魔神の加護のひとつ)ですね。ロズがサトゥルヌを弟子に認めた理由が、この創造神の権能を模倣したスキルを所持していたからでした。魔族は特に魔神の加護を受けていたのですが、そのなかでも群を抜いて貴重なスキルでしたね。
以上、恒例の細かすぎる裏設定でした。
最後に、創造神第7神エフィの〝個性〟は、上位神竜神の〝血肉〟の権能との親和性が高いものになります。エフィはステータスという枠組みを創り、竜神がその最大値を創った、という関係性ですね。
神々の関係性は色々ありますが(魔神と竜神の仲が悪いなど)、エフィと竜神はかなり仲が良かったという噂です。本編で彼らの関係性を描くかは未定ですが、神界屈指の荒くれ者の竜神が唯一懐いていたのはエフィだけだった、とも言われてます。




