33.強敵と凶敵のミルフィーユ
(。・ω・。)なんやかんや30話越えたんだなぁ……(しみじみ)
……復讐化とかいう新しいスキルを習得してた。よくいう主人公覚醒ルートキタコレ!!よし!解説解説!!
〈復讐化〉
腕力が復讐心により向上するスキル。こころなしか身体能力が上がっている(気がする)というご利益つき。
…………
…………
…………あー。神殺してぇ……。ってもまず目の前のこのクソキメラブッ飛ばさないと行けないんだよなぁ……。
つーわけで、死ね。(復讐化発動)
まず体を前屈みにしてダッシュし、一気にフルヘッドとの距離を詰める。そして両手にハンマー化した棍を構え一撃を奴の頭にぶちかます。ガアン!という音が響き渡り、フルヘッドの体が揺らめく。
「キメラァァァァァァァァァァァァ!?」
うるさいな。キメラってそんな叫び声してないだろ馬鹿じゃねえのか?腕力で乱暴粗暴にハンマーを振り回してひたすら殴る。これはさっきのぶん!これもさっきのぶん!これもさっきのぶんだ!まっくのうち!まっくのうち!!まっくのうち!!!※私は女子である。
今までオラオラぶん殴ることはしなかったからか、いいストレス発散にもなる。え?殴ってたって?Cランクの時?右腕で?ナンノハナシカナー?
「キメ……ラァァァァァァ!!」
まだ生きとったんかワレ。どのくらいのステータスか確認できないとやっぱり辛いし怖いな。岩石でできたフルヘッドの体に亀裂が少々入っているから残りはそんな長く……亀裂っておま、真面目に生き物じゃないのお前!ずっと生き物だと思ってた!そりゃあ目の前の敵を倒せって言われたら倒しにくるね。納得……なにを納得しとるんじゃボケ。
自問自答しながら一人で何かに浸かる。妄想かな?この場合。まぁ今までと加減とかは一切なかったんだ。こいつもモンスター。しかも今や無生物と化しているし、全力の全力をこいつに叩き込めるぜ。
「キメラァァァァァァァァァァァァ!!」
うるせぇ。いい加減ブッ飛ばさせて頂こう。上がった腕力でハンマーをブンブン振り回し、相手にアッパーを浴びせる。キメラの岩石の体と私の持つハンマーの金属がダイレクトにぶつかり合う。衝撃は凄いけど、腕力が上がってるから耐えられないほどじゃない。先程のようにはいかない。ハンマーを振り上げ上から来るもう片方の腕を弾き返す。するとその片腕が根本からもげて取れた。
……取れた。
ええええええええ!!取れたぁぁぁ!?なんでこれぇ!ええー!?滅茶苦茶な思考が頭から付いて離れない。フルヘッドの腕が地面に打ち上げられる 。茶色い熊の毛のような岩石の腕だが、接合部分には木の根っこのようななにかがみえる。あの太いやつ。
…………
…………
…………しかも強く縛って補強していたらしいがフルヘッドは片腕が取れたことなど気にしてないようでもう片方の腕でこちらを殴ってきた。威力がすげぇ……。再び私は大きく吹き飛ばされる。運よくどこかに当たることはなかった。地面に投げ出されただけにとどまった。体を素早く起こし、悲鳴を上げつつある体(肩)をさすって再び殴りにいく。くそっ…痛え。結構無理してる。今はこいつを倒すことに専念しよう。
「キメラァァァァァァァァァァァァ!!」
「ドゥルアァァァァァァァァァァァァ!!!」
フルヘッドの咆哮に被せ……完全に掻き消した竜の咆哮が響く。なんだ。この嫌な気配は。フルヘッドもこちらから目を逸らして咆哮の主を探している。森林に影が生まれ、上空になにかが現れた。上空を見ると、黒と銀の鱗に包まれ、鉱石が浮き出している巨大な翼竜がいた。とにかくデカイ。やばい。その一言に尽きる。今までみたことがないサイズだ。
「……フィル!!」
……突然はっとなりフィルを呼ぶ。空中に避難させといたはずだったからだ。数秒遅れて元気な姿のフィルがこちらへ飛翔し、肩に乗っかる。フィルの安全を確保したところで再びドラゴンへ視線を移す。
体長は数メートル。下手したらもっとありそうなほどの巨体。体の至るところから飛び出した岩石や鉱石が非常に特徴的であり、鉱石などの銀色と元の色であろう黒色が奴の体の色だ。
……なんだよ。こいつ。
鎧竜.バサルティロギア(ランクA)
鉱物のエネルギーが竜の体に影響を及ぼしたとされるドラゴン。バサルティロギアが通った地では鉄や宝石等の鉱石資源に恵み溢れると語り継がれている。
…………(絶句)。初めてみるAランクのモンスターだ。昨日みたBランクのニーズヘッグの比ではないかもしれない。というかこいつどこから?なんで?どうしてここに来た?バサルティロギアは一度咆哮すると、背中等に残っていた岩石状の氷柱を振り落とす。そのさまはまるで災厄だ。ここにいたら脳天貫いて一発で死ぬ。先程崩れかけた洞窟へ再び避難する。あそこなら少なからず脳天突き破りかねない氷柱が飛んでこないと思う。フィルをパーカーに避難させて全力で走る。
≧≦
なんとか先程の洞窟へ避難した。フィルをパーカーから出してもふもふを堪能する。ひとときの休みってやつだよ。とりあえずフィルが無事でよかった。外では岩石の雨が降り注ぎ、バサルティロギアの特異性と強さがどれ程のものかを痛感させられる。しかしなぜ突然……。
「キメラ……ァァァァァァ……!!」
「ドゥルアァァァァァァ……!!!」
フルヘッドの咆哮とバサルティロギアの孥咆が聞こえる……
……多分バサルティロギアはバンパードラゴンから進化したやつかもしれない。先程バンパードラゴンはフルヘッドに惨めに投げ飛ばされて突っ伏してしまった。しかもフルヘッドが洞窟に体当たりして地鳴りをおこし、バンパードラゴンの就寝を妨げた。その報復を返された。怒って当然である。そこ。私が洞窟に避難したからだろとか言わない。必死だったんだよ。
(。・ω・。)そのうちあとかぎ的ななにかを書きたいと思ってる。
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