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28.フィルの戦闘記

今回はフィルが初めての戦闘をします(。・ω・。)bどのくらい強いのでしょうか?

砂浜に打ち上がった2体のカニを分断して持ち帰る。流石にまるごと持って帰るのは人間には辛い。仮に私1人がモンスターであったとしてもできない。力ないもん。非力な女の子ですしぃ。どうやら依頼の目標は赤いカニだけであったようで、青いカニは完全に無駄足だったようだ。赤いカニの素材だけ依頼主に渡すと、報酬としてか、1万コルドを渡してくれた。因みに1万あれば粗暴な石装備を一式揃えられ、モンスターの素材を用いた武器を作ることができるらしい。モ○ハンかよ。残った青いカニをみて、アレスはいった。


「うっし!今日は蟹パーティだぁ!!」

「「「「うおおおおおおおおおおぉ!!!」」」」


と。その言葉にギルドメイトたちは喜びの叫びを上げた。いや、うるせぇ。その姿をみて、リムルはやれやれといった感じで何処かに行ってしまい、ケイトは蟹の甲羅をむきむきしていた。何をしていると声をかける。


「甲羅むきですよ。要らなくなった甲羅は召喚族をつくる礎にしたいと思ってます!」


と、意外とマメな奴だった。さて。私も大人数でいるのは嫌いだ。先程フィラルさんに案内してもらった個室に籠るとしよう。


≧≦


「きゅう……?」


フィルをベッドの上において軽く撫でておく。フィルにとっては初めて見る進化か。姿が激変して警戒されないといいんだがな。おい神(クソジジィ)。私はダークロードに進化する。


〈ダークロードに進化しますか?〉


もちろん構わないのではいと意思表示する。


〈本当によろしいですか?〉


なんだ改まって。もちろん折れずにはいと意思表示する。


〈取り返しがつきませんがよろしいですね!?〉


……怖いよ。というか今までも取り返しがついたことが一切ないとおもうんですが……ダークロードにさせたくないならなるしかないじゃん!!再び意思表示すると、私の姿が変わっていく。……。今回は僅かな痛みしか感じなかった。やはり関節を無理矢理いじくるとその分痛くなるのかな。まず容姿は黒いパーカーのような服を着ており、その所々から黒い棘状の何かが突き破っている。その棘のせいで重厚な印象があるが、かなり軽い。インサーニア時代はかなり重さを感じたが。そして黒いスカートに肌を見せない黒いストッキング。右腕も元の人間のような形に戻っており、背中には黒い棍が鞘なしで収まっている。そして赤いマフラー。インサーニアのときはひとつひとつが分厚くて重みを感じるときがあったが、こちらはめちゃくちゃ軽い。動きやすい。ステータス画面を見せてもらうとしよう。



ダークロード(ランクB)

Lv28/50

Vit85/85(0)

atk82(0)

dif80(2)

spd72(1)

ma70(0)

mp79/79(0)


〈ダークロードに進化しました。ダークロードは背中にある棍、滅操棍を使って戦うことが殆どです。また、今までのスキルや魔法は引き継がれ引き続き使用することが可能です。〉


ここに来て神(クソジジィ)からの伝言がはいるのか。まぁみればわかるだろということばかりだったがな。さて。ある程度体を動かしにいくか。フィルを肩に乗せこの大陸を探索しに行くことにする。


≧≦


肩慣らしにと暫く海辺を歩いていると、先程の海岸洞窟にさしかかった。そこはよく見ると奥に繋がっているのがみえる。ダンジョンか。すこし部屋で休んでいるから私もフィルも体力万全。突入する。


海岸洞窟の中は暗く、周りを見渡すのも一苦労だ。まぁなんとかではあるが何があるかを見ることは出来るから大丈夫だと思うんだが。


「チュー!!」

「きゅう!!」


突然天井から落ちてきたのは茶色い体毛に鋭い牙と翼を持ち合わせたモンスター、コウモリだ。あれもモンスターなのか。解説を願おうか。


レトスピリタルバッティ(ランクE)

洞窟や森林、時には家屋の屋根裏など多所に分布する大型コウモリ。小動物の血を主食としている。


うおぉ!逃げろフィルぅ!私のフィルになんてことしようとしてくれとんじゃぼけぇ!!背中に納めてあった細い棍をレトスピリタルバッティの腹にクリーンヒットさせる。その一撃で棍は腹を貫通し、奴は息絶えた。


〈Expを60獲得しました。〉


Eランク1体倒したところでフィルのレベルも上がらない。コウモリ相手ならフィルと戦わせていいのかな。再び天井から先程のコウモリ、レトスピリタルバッティが落ちてきたため、戦闘させてみる。フィルに戦ってと命令する。すると肩からふわりと飛び立ち飛行を始める。飛びながら口から黒い火球を放つ。


「きゅう!!」

「ジギ……」


フィルは強気に火球を放ち続ける。コウモリはそれをギリギリのラインで回避し、反撃の機会を伺っているようだ。


「ジジジジジッ!!」


コウモリが途端にこちらへ向いたかと思うと、翼から突風を巻き起こしてきた。その威力は羽ばたいてどうにかなるようなものではなく、れっきとした魔法、ウインドであることがわかる。ランクに差がある私には扇風機(強)レベルの風なのだが、ランクが同じ、しかも小さくて軽いフィルにとってはその限りではない。


「きゅううう!?」


突風に逆らうことが出来ずにころころと吹き飛ばされるフィル。初めての戦闘にしては強い相手だったろうか?と、フィルは空中で態勢を整えると、また口から火球を放つ。一匹コウモリの方はそれを嘲笑うかのように回避し-……


フィルの体当たりを食らった。


「きゅうっ!きゅうっ!」

「ジジッ!?ジッ!ゴォヴェッ!?」


さらに空中で何度も体当たりを受け地面に落ちたコウモリに対して急降下して体当たりを食らわせるフィル。その威力はもふもふしてるから低そうだが、同じランクのモンスターならその限りではない。数発くらってやがて血をはいたコウモリはそのまま動かなくなった。



〈Expを60獲得しました。〉


フィルの戦闘能力も悪くはなかった。まぁまだランクは低い。これからこれからだ。

さりげに主人公進化させました。はい。色々話が飛んでるかもしれませんがすみません。力量不足です。

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