10.格上
長いことすっぽかしてた。本当にごめんなさい。☆のかずがかなり増えたなと感じます。待っててくれたという人、本当にごめんなさい。そしてありがとうございます。
ブレードマンティスを葬り、新たな進化先を確認したあと、私は山林を進んでいく。同じ景色ばかりが続き、道に迷いそうだ。つーかもう迷ってる。うん。特になんの変哲もない木々が生い茂ってるだけだし、日光も大きく遮られている。回りの様子なんて伺えたものじゃないし、モンスターもこれといって珍しいのがいない。格下のクヌギネズミたちが地面に生えている高い草を根本から囓りとって巣があるであろう方向にせっせと走り去っていく。基本的にこの山はクヌギネズミの生息地であるらしい。ランクにそう差がなくて安心した。少し前に戦った犬やら孔雀やらがわんさかいるような場所だったとしたら……多分私は自害しているかもしれない。
因みにクヌギネズミの経験値は15。この世界に来た当初に倒したコオロギとほぼ同じくらいか。
≧≦
暫く山林地帯を歩くと、大きな沼へと出た。禿げた地面にクレーターのように空いた穴。そして灰色のべっとりしてそうなヘドロ質の沼。そこには、体表緑色のゴム質のモンスターが所狭し……いや。ぎっしりと詰まっていた。大きさはネズミよりかはおおきい。抱き枕ぐらいだろうか。どのくらいかは私が人間の形をとってないから詳しくはわからないが。そして若干溶けたような印象を受ける顔。なんだろう。泥人形みたいな感じで可愛げのあるモンスターだ。私はいつものごとく奴の説明をしてもらう。
ドゥクサー(ランクE)
緑色のヘドロのような体色をしたモンスター。毒にたいしての耐性があり、ゴムのように柔らかい体皮はダメージを抑える働きがある。
……ん?ドゥクサー……ちょっとまて。これ……私と同類なの!?衝撃の事実に私は驚くとともに、軽くショックを受けた。しかしこれほどの数の同類がいたとはなぁ……(ざっと数えて40以上)自分が神にとっては矮小な存在でしかないということを痛感した。
ドゥクサーたちは思い思いにゆっくりしていた。ごろごろと寝返りをうっているもの、泥を掛け合って楽しそうに遊ぶもの沼地からでてひなたぼっこをするもの……乾燥するぞそれ。
もぞぞぞぞ……
そんな音と共に沼地から新たなモンスターが姿を現した。そいつはドゥクサーの数倍の面積をもつヘドロモンスターだ。なぜ面積という言い方をしたのかというと、そいつの体は液化しており、体長でとても計れたものではないからだ。
私は例のごとくそいつの実態を探った。
ポイズンゲノム(ランクD)
ドゥクサーの身体がヘドロ化し、毒性が増した。小動物を身体に取り込んで食事をする他、人間の子供を取り込むこともある。身体が液化しているため、陸地での長時間の活動はできず、沼地などの水分を含む地をテリトリーとする。
……。こいつがドゥクサーの正当進化なのか。前にポイズンゲノムもアリみたいなことを言ってたみたいだが、それはきっと幻聴だ。うん。ないわ。これはないわ。なんかもう生理的に受け付けないよこれ。まず見た目がTHE☆公害物質ですと言ってるようなもんだし、陸地での活動ができない(全くできないわけではないが)もアウトだ。
恐らく奴が親玉なのだろう。周りにいたドゥクサー達が奴の周りに集まっていく。正当進化だから群に属しているのも頷ける。私も一瞬躊躇いはしたものの、ここで怪しまれる敵対されるよかマシだと奴のもとへいく。ここで反乱か力比べなんかがあってレベルが上手いこと上げられれば恩に着る。(返さないけど。)
暫くしてほとんどのドゥクサー達はポイズンゲノムのもとへ集まった。奴はそれを仰ぐように見渡すと、大きく咆哮する。ドゥクサーたちはそれに呼応するかのようにギャーギャー喚く。うるさい。
そしてドゥクサーたちが団結したのを待っていたのか、
「ギェエエエエエエエガァァァァァァ!」
「ガァッ!」 「ガァッ!」
恐竜型モンスターたちがこちらへと迫ってきたのである。
今回短くない……いや、短くない!?1000文字近く変わった気がするっぺ!




