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丘陵のさき 世界の先Ⅱ  作者: 玲於奈
6/9

タイ式あいさつ

なし

「なんだ、生きてたか」

本当に残念そうにつぶやく。

入るなりこの挨拶。

相変わらずの毒舌、

そして、

あいかわらずの

日本人に見えない日本人。

その挨拶にあわてて脇の女性が

服をひっぱる

目の覚めるような美人に

驚きつつも

またしょうこりもなく

女を変えたのかとこんな時にがっかりしたら

それは

長かった金髪をばっさり切ったサラだった

サラは横たわる私の方に

一歩進み出て

突然

仏教のように手をあわせ

私に頭をさげる

祈りの儀式か

タイ式の挨拶を日本のものと勘違いしているか

よくある日本の勘違いかと

がっかりしたが

しかし、その目に涙が光るのをみて

無言で

何かを

私に訴えているのを感じた

はたまた事情はわからんが

ケイトの無償の愛にも

感動しているのか

君たちもこりないねえ

そんな心境



なし

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