第十一夜 パーティー side千幸
やっぱり…雁ヶ崎君がいた。私の瞳はすぐに目の端でも彼を見つけられる。
「…赤依」
ほら貴方の声にこんなにも私の胸は高鳴るの。
「…こんな歓迎聞いてないわよ」
「そう言わないでよ。一様俺ん家が主催してるんだからさ」
「この状況で雁ヶ崎君が貴方の正体を知らないわけないわよね?」
「ゆーまは俺と千幸ちゃんが同族だって知ってるよん」
「…ふーんそう」
雁ヶ崎君が心配でたまらないのに、私の口からは冷たい言葉しかでてこない。雁ヶ崎君の親友が長い間嘘をついついたのに平気なのだろうか?
「今日バレちゃったんだけどな。あん時はマジで焦った」
「何でバレたの?貴方らしくない」
…そんなにヘラヘラしないでよ。しかも今日!?それって私が雁ヶ崎君を喰べた後よね!?
「千幸ちゃんと今日の事喋った後にね…」
!?…私のせい!?……もしかしたら私と喋ってるのを見て…私との関係が繋がって…。私が雁ヶ崎君の世界を崩したんだとすれば?私は何で事をしてしまったんだろう!?
「…司」
「ん?何?」
「赤依と2人で話しがしたい」
!?
いきなり雁ヶ崎君は何を言い出すの!?…高野に目を移したが意味ありげな微笑を浮かべ、
「部屋に案内するよ」
高野?!?
「ありがとう司。…赤依?どうした?顔が赤いぞ?」
そう言いながら雁ヶ崎君の顔が近づいた。
「!?」
「熱はないようだけど?」
か、雁ヶ崎君の手が私の額に!?
「へ、平気よ。気にしないで」
ちらっと高野を見ると…。にへらーって笑ってる!?私は羞恥でさらに赤くなる。
「赤依ホントに…」
「気にしないで!…高野さっさと部屋に案内しなさい!」
「はいはーい」
…高野後でしばく。
その時に司が身震いしたのは言うまでもない。




