小噺その① 大悪魔サルカニちゃん壱
「私の人差し指を返して…」
夜な夜な私のベットの上に現れる少女…
染みだらけの天井にへばりつき、こちらに目線を合わせてくる。
その姿は、今はあまり着られていない様な古臭いセーラー服で…長い黒髪の後ろの方だけ三つ編みが2本垂れ下がっていた。
(私は自傷アイドル…大悪魔サルカニよ、どんな正義にも負けやしない。)
お布団の中でも、無様なパジャマを着ることもなく…おめかししたゴスロリファッションで眠るの。
ポタッ…ポタッ…
ソイツはちぎれた指先から血を垂らし、私の掛布団を濡らす。
「ちょっと、クリーニング代払ってよね。」
ゴホッ、ゴホッ…
(何か、胸が苦しい。)
ムニ、ムニ…
口の中に違和感。
グゴァ…
(喉奥から何か、這い出してくるわ…)
ンプッ
慌てて嘔吐を防ぎ、その異物の飲み込んだ。
グヂュグヂュ…
腹部に重い鈍痛と、何かが動く感じ。
(マズイな…アイツの子供が出来たか?)
ズンズンッ!
恥骨の奥まで響く振動。
(きっと疲れてるだけだ。いや、突かれてるっ!確実にアソコを…)
焦って前かがみになりながら、下着に手をかけ太股までズリ下ろす。
ムズムズ…
脚を開いて、秘部を確認すると。
ヌチュ…ヌチュ…
人差し指が、尺取虫の様な動きで…血と粘液を絡みつかせ、私自身の穴から這い出してきた。
「お、オホ…」
(何かにイク)
「見つけた…」
天井の女がそう言うと、ヌルヌルの指は私の背後に回る。
「ソイツを…」
無い指の切り口を私に向ける女。
ブスッ!
背中に激痛が…
(こうして私は、人から後ろ指を刺される様になったのです)




