第八話 サイコと最高な猿
凪によって練習を抜けさせられ、コンビニに連れ出される仁宮。ふと、仁宮は自分の過去について語り始める…。
「…で?僕にこんな猿を?」
「見くびるな。こいつは少年の皮を被った悪魔だ。」
俺を差し置いて、凪先輩と大久保さんが喋っていた。
「…はぁ。君は荷物を誰かに持たせてリーダー面なんて…頭お花畑だな。」
「そう言ってお前も持ちたくないんだろ。」
「…そうさ。僕は孤高を愛する一匹狼さ。」
「…とにかく、俺には扱いきれない。戦闘凶のお前にぴったりだ。」
「分かったよ~…うん。」
凪先輩は気だるげに答えた。
「じゃあ仁宮、こいつが今日からお前の師匠だ。」
そう言って大久保さんは去っていった。
「…よろしくお願いします。」
「別にいいよ、僕は年上年下とか。君の方が先に入ったしタメ口でいいよ。」
「…はい。」
凪先輩は少し怖かった。何があるか分からない暗闇を覗くような気分だ。そして、凪先輩は口を開いた。
「…お昼だし、軽食買いに行こうか。お金は僕が払うよ。」
「えぇ!?」
開いた口が塞がらなかった。
「練習は明日もできる。それとも練習したかった?」
「…おなかがすきました。」
「そっか。」
一時間後
「…美味しいです……!」
「だ~か~ら~!敬語じゃなくていいって!」
俺は凪の買ってくれたパンにかぶりついた。そのとき、凪は質問した。
「…仁宮君はさ、どうやってここまで育ったの?」
俺は答えた。
「………おじいちゃんだよ。俺がまだ幼いときに近所のおじいちゃんが拾ってくれてさ。親戚の家を盥回しにされてたんだよ。」
「………すまんな。」
凪は少し気まずそうに、申し訳なさそうに謝った。
「いえ、むしろ過去を思い出せてよかったよ。それと…」
俺は斧を取り出した。
「これ、おじいちゃんが薪割りの練習用に作ってくれたんだ。おじいちゃんは昔、元軍隊の父から色々教わったんだって。」
凪「…そうか。また聞かせてくれよ。」
仁宮「…はい!」
凪は…俺の斧を眺めているようにも見えた。
八話!あと一話で入隊篇完結っすよ!?ここまで読んでいただいた皆様ありがとうございます…!!




